本日は当院でもよくご対応する「パニック障害」に関して記事を書いていこうと思います。
「なぜパニック障害で整体やカイロプラクティック行くの?」という疑問は多くの方というより、ほぼ全ての方が持たれるものだと思います。
この記事ではこのテーマについて解説していきます。
「パニックで整体に行く?」と思われるのは当然です
一般的なイメージとして、整体やカイロプラクティックは「腰痛」や「肩こり」など、身体的な症状に対応するものとして捉えられています。
そのため、動悸、強い不安感、息苦しさといったパニック症状で「なんで整体なんだ?あれは身体的な症状に対するものでしょう」と皆さんが思われるのは、当然と言えば当然のことなのです。
実際に当院でもご来院前にそのような相談を受けることが多いですし、実際にご来院された方でも「どういうメカニズムで対応するのか、施術前に教えてもらって良いですか?」と聞かれることもしばしばです。
そういう疑問に事前にお答えしていきます。
パニック障害の症状や一般的な対処法については、こちらのページでも詳しく解説しています。
▶︎パニック障害の症状解説ページ
パニック症状は「身体反応」としてあらわれる
先程も述べましたが、パニック症状の際には次のような症状が現れます。
- 急な動悸
- 息苦しさ
- 過呼吸
- 強い不安感
こうした症状が起きれば私たちは当然「何か重い病気が潜んでいるのでは?」と不安に感じます。
ですので、これらの症状がある際にはまず医療機関での評価を受けることが大切です。
そのうえで「パニック障害」や「不安障害」という診断がつくケースもあります。
ここで大切なことは、パニック障害が起きる原因は精神的なものとはいえ、そこから引き起こされた症状の多くが身体的な反応として現れているという点です。
いわゆるパニック症状が起きた時、私たちの身体では
- 心拍数が上がる
- 呼吸が浅くなる
- 筋肉が緊張する
といった反応が起きます。
これらは本来私たちの身体を危険から守るための反応なのですが、これが強く出過ぎたり長く続いたりするといわゆるQOLを下げる辛い症状として感じられます。
こうした症状が起きれば私たちは当然「何か重い病気が潜んでいるのでは?」と不安に感じます。
パニック発作そのものが命に関わるような状態になることは基本的にはありませんが、症状が強いと「このままどうにかなってしまうのではないか」と感じてしまう方も少なくありません。
脳と神経が「過敏な状態」
こうした症状が起きると、多くの方が「また同じような症状が起きるのでは無いだろうか?」という不安を感じるようになります。
この不安は生命維持のため与えられた、人間の脳の働きとして自然な反応です。
過去に強い恐怖を経験すると、脳はその出来事を「危険な体験」として記憶します。
そして似たような状況に置かれると、体を守るために神経系が必要以上に敏感に反応することがあります。
つまり、パニック症状が続く背景には、
脳や神経系が過敏になっている状態
が、関係していると考えられます。
当院で見ているポイント
当院ではパニック障害を「心の問題」としてだけでなく、身体の状態も含めて多角的に見ていくことを心がけています。
▶症状の原因を一つに決めつけないという考え方については、こちらの記事でも詳しく書いています。
例えば…、
- 身体の緊張が強く、かつ長く続いていないか?
- 呼吸が浅くなっていないか?
- 睡眠の質はどうか?
と言う点です。
身体が常に緊張していると、神経系が休む時間が少なくなり、結果として過敏な状態が長く続くことになります。
そのため当院では、神経系や身体の緊張状態を確認しながら、身体が落ち着きやすい状態を整えることを目的に施術を行うことが多いです。
医療との役割の違い
誤解の無いようにお伝えしますが、整体やカイロプラクティックが医療の代わりになるとは考えておりません。
パニック症状の背景にはさまざまな要因が関わっている可能性があるため、
- 強い症状が続く場合
- 身体の病気が疑われる場合
などには、まず医療機関での評価を受けることが重要だと当院では考えています。
そのうえで、身体の状態や生活習慣なども含めて見ていきつつ、医療の“援護射撃”というような関わり方が、結果として患者さんにとって良い方向につながることが多いと考えています。(事実、当院のパニック患者さんの多くが医療機関の通院と併用されています)
まとめ
整体やカイロプラクティックの施術がパニック症状に直接作用するというよりも、当院では身体の状態や神経系の反応を含めて全体を整えていくという考え方で施術に向き合っています。
パニック症状は決して珍しいものではありませんし、一人で抱え込んでしまう方も少なくありません。
もし身体の状態や生活の中で気になることがあれば、遠慮なくご相談いただければと思います。
患者さんの不安にも耳を傾けながら、その方にとって無理のない形で向き合っていくことを大切にしています。
当院の施術判断の考え方については、
他の事例も「施術判断ログ一覧」でご覧いただけます。
▶パニック症状全体の考え方については、こちらのページで詳しくまとめています
文責及び施術担当者:アルテカイロプラクティック院長 前田彰(院長プロフィールはこちら)
当院の施術について
当院ではパニック障害の方に対して神経系の働きや身体の緊張状態を確認しながら、次のような施術を組み合わせて行うことが多いです。
・トルクリリーステクニック
・ニューロオリキュロセラピー
それぞれの施術については、こちらのページで詳しくご紹介しています。
この記事を書いた人
前田 彰(まえだ あきら)
学芸大学の整体院 アルテカイロプラクティック 院長 日本カイロプラクティック医学協会認定カイロプラクター
当院の基本理念である「患者様の痛みを取るだけでなく、QOL(生活の質)も向上し、やりたいことをとことん楽しめる、健康で活き活きとした人生をお送りいただくこと」を実現すべく日々の施術に邁進しています。
昭和53年6月26日生まれ 千葉県野田市出身 血液型AB型
(学芸大学に開業して17年)
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