一般的に肩こりと聞くと多くの方は「筋肉の問題」と思いがちです。
確かに筋肉が関係しているケースも多いのですが、実際には筋肉「だけ」緩めてもまたすぐに元に戻るケースも多いです。
その背景として「呼吸」や「自律神経」が関係してくることもあるのです。
実際に当院ではこうした点も含めて肩こりを見ていますが、その辺りの詳しい考え方をお伝えしていこうと思います。
呼吸が浅くなると肩に力が入りやすくなる
一般的に呼吸は無意識のうちに行われています。意識的に深呼吸をすることはあっても、起きてから寝るまで呼吸に意識を向けてる方はいないですよね?
そしてこの呼吸が無意識のうちに浅くなると、本来使われることの多い横隔膜の動きが小さくなり、結果として首や肩周りの筋肉を補助的に使うようになります。
その結果として気付かないうちに力が入り続ける状態になることもあります。
「気づいたら肩に力が入ってる」というのはこのパターンが多いです。
自律神経と筋肉の緊張の関係
自律神経には様々な働きがありますが、その一つに「交感神経」と「副交感神経」のスイッチの切り替えがあります。
交感神経と副交感神経に関して簡単に説明すると…
- 交感神経が優位になる→活動モードになり、筋肉は緊張しやすくなる。
- 副交感神経が優位になる→休息モードになり、筋肉は緩みやすくなる
となります。
どちらが良い悪いという話ではなく、必要な時に必要な方が優位になるのが理想です。(理由は後ほど解説します)
ただ、現代生活においては「副交感神経が優位になるべき時に、交感神経が優位になる」ケースが大変多いです。
このため、「緩めても戻りやすい」というケースが発生しやすくなるのです。
日常の中で起きやすい例(スマホなど)
先程「現代生活においては、副交感神経が優位になるべき時に、交感神経が優位になる例が多い」と書きました。
理由は様々ありますが、一つだけ代表的な例を挙げると、「寝る前スマホ」です。
本来はリラックス(つまり副交感神経優位)
に向かう時間帯に、強い光が目から入ると脳が「まだ活動時間だと認識しやすくなる」と言われています。
昼は人間にとって活動時間なので、結果として交感神経が優位になりやすくなります。
その状態で寝ることで、首や肩の緊張が抜けにくくなる…。
全てに当てはまるわけではありませんが、「こういう影響もある」ということは、知っておいて損はないと思います。
「筋肉だけを緩めても戻る」理由の一つ
上記の例などを見ても、筋肉はあくまでも“結果として”緊張してることが多いです。
つまり原因となっている可能性が高い「呼吸」や「自律神経」の状態が変わらないままだと、同じ状態に戻りやすいとも言えます。
当院で肩こりを見る際に筋肉だけではなく全体の状態を見ながら判断しているのは、こういう理由からです。
だからこそ決めつけずに見ていく
これまでのご説明から、肩こりと一口で言っても「筋肉が原因」「姿勢が原因」と、その理由を一つに決めつけないことの重要性がご理解いただけたかと思います。
呼吸や神経、身体の使い方など、複数の視点からその方の状態を見ていき、その中で無理のない施術の方向性は何か?を常に探りながら施術していきます。
まとめ
ここまでの内容をまとめます。
- 肩こりは筋肉だけで起きているとは限らない
- 呼吸や自律神経の状態が関係していることもある
- 当院ではこうした点も含めて全体を見ながら判断している
今日のお話の要点は以上になります。
肩こりは慢性化しやすく、中には10年以上悩まされている方も少なくありません。
辛い状態が続くと「本当に良くなるんだろうか?」と不安なお気持ちになるのも無理はありません。
あなたを苦しめてる肩こりの正体は何なのか?まずはここを整理するところからでも大丈夫です。
ご不安な方はお気軽にご連絡くださいね。
文責及び施術担当者:アルテカイロプラクティック院長 前田彰(院長プロフィールはこちら)






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