パニック発作が起きるタイミングとして、「決まった場面でだけ起きる」というご相談は多いです。
主なものとしては、電車(特に通過駅が多い特急など)・人混み・夜・仕事中といった場面が挙げられます。
偏りがあるだけに「なぜこの場面、タイミングなのか?」と疑問に思う方は多いです。
本日はそのあたりについて解説していきますね。
身体は“記憶”をもとに反応する
私たちの脳に備わった「記憶力」は、実はかなりの優れものなんです。
強い不安感を感じる、もしくはそれに伴ってパニック発作を起こした状況などは、一見忘れているようでも無意識レベルで身体がしっかりと覚えていることがあります。
そのため、同じ場面、環境になると以前の記憶をもとに反応しやすくなるというメカニズムがあります。
「また起きるかも」という意識の影響
こうした記憶が呼び起こされると、脳はその不安な状況が「また起きるかも…」と意識します。いわゆる「予期不安」と呼ばれるものです。
そうして意識が向いたことには反応が強くなり、結果として再度強い不安感やひどくなるとそれに伴うパニック症状を起こすことがあるのです。
この辺りはこちらの記事でも触れていますので、気になる方は併せてお読みくださいね。
身体の状態も影響する
ここまでは外的な環境の影響について話してきましたが、内的な影響も軽視できません。
身体の状態も関係していることがあります。例えば…
- 疲労
- 睡眠不足
- 自律神経の乱れ
といったものが主なものとして挙げられます。
「仕事が忙しくて睡眠不足になると起きやすい」なんていう方は多いですが、こうした内的な影響もタイミングが偏る理由の一つです。
場所や時間=原因とは限らない
ここまで書いてきた内容を一旦まとめますと、「場所や時間」といったものが原因とは限らないということです。
これらのものはあくまでも過去の経験から不安を引き起こす“引き金”であって“原因”とは限らないことも多いのです。
当院の考え方
当院では「どのタイミングで起きるか」という点だけで判断するのではなく、「なぜそのような反応が起きやすい状態になっているのか」という視点を大切にしています。
例えば神経が過敏になっていないか、呼吸のリズムが乱れていないか、緊張が抜けにくい状態が続いていないかといった点です。
これらの状態が整ってくることで、特定の場面に左右されにくくなると考えています。
まとめ
パニック発作が出るタイミングや場所に偏りがあるのは決して珍しいことではありません。
「なぜその反応が起きるのか?」という状態まで見ていくと、身体の反応として説明できるケースも多いです。
パニック発作でお悩みの方はお一人で抱え込まず、今の状態を整理したうえで必要に応じて施術を進めていきます。
ご不安な方はお気軽にご相談くださいね。
▶当院の考え方を示した施術判断ログ一覧ページはこちら
▶パニック症状全体の考え方については、こちらのページで詳しくまとめています
文責及び施術担当者:アルテカイロプラクティック院長 前田彰(開院18年、のべ25,000人以上の施術経験)(院長プロフィールはこちら)






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