「パニック症状が一度落ち着いたのにまた出た。」
「少し良い状態になったかなと思ったが、また戻った。」
パニック障害に関して、こうした相談は非常に多いです。
一度良くなってきたものがまた元に戻ることは確かにガッカリするものですし、その気持ちもよく分かります。
そして、こういうことを経験すると「結局パニック症状なんて良くならないのでは??」と不安になる方も多いです。
今日はこのあたりのお話をしていきます。
「良くなる」と「安定する」は別
パニック症状に限らず、今感じてる症状が一時的に落ち着くことは、実はよくある話です。
しかし多くの場合、それが「安定した」とは限りません。
まれにそのまま落ち着くケースもありますが、多くの場合状態が定着するには時間がかかることもあります。
元に戻ろうとする反応
原則として身体は“慣れている状態”に戻ろうとします。
つまり、ある状態が長く続けば続くほど、その状態に戻りやすいわけです。
これは悪いことではなく、性質の一つです。
「今とりあえず無事に生きているのだから現状が一番」と判断するのはある意味生命維持のためには理にかなった性質なのです。
日常の影響を受けやすい
また、身体は日常生活の影響を受けやすいものです。
「睡眠」「疲労」「ストレス状態」「呼吸」「自律神経の働き」、状態というのは日々変動していきます。
変動するということは良い時も悪い時もあるわけで、これが波が出るメカニズムといえます。
変化の途中である可能性
ここまで述べてきたことをお読みいただいて、良くなったり戻ったりすることは珍しく無いとイメージしやすくなったかと思います。
人間の身体が回復する時、右肩上がりに直線的に良くなっていくとは限りません。
むしろ小さい波を繰り返しながら少しずつ状態が上向いていくことも、よく見られます。
当院の考え方
その日、その場の変化だけで判断することはあまりありません。
仮に「今回また少し悪くなりました」と言われても、全体の流れの中でどう判断しているかを見ます。
例えば以前は週に1回は一時的に悪くなっていたけど、今はそれが3週に1回くらいとなれば、その場は「少し悪くなった」のかもしれないですが、全体の大きな流れの中では緩やかに回復していると見ることも出来ます。
そのような「波の大きさ」も含めて評価をしていきます。
まとめ
ここまでお読みいただくと、必ずしも「戻る=ダメ」では無いことが、お分かりいただけると思います。
回復の過程における変化の一部と考えられることもあります。
とはいえ、頭では分かってても直面すると不安に思うこともあるかと思います。
当院では状態を確認しながら、無理のない形で施術を進めていきます。気になる方はお気軽にご相談ください。
▶当院の考え方を示した施術判断ログ一覧ページはこちら
▶パニック症状全体の考え方については、こちらのページで詳しくまとめています
文責及び施術担当者:アルテカイロプラクティック院長 前田彰(院長プロフィールはこちら)






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