「自律神経の乱れとは何を指しているのか?」当院の考え方

「自律神経が乱れている」と言われたことがある方は少なくないと思いますが、正直「何がどう乱れてるのか分からない」と思われている方も多いと思います。
実は私自身も、以前会社員時代に「自律神経失調症」と診断を受けたことがあります。その時に感じたのは「自律神経って何?精神的な問題とか?」という疑問でした。
このように、「自律神経」という言葉はよく耳にするものの、その実態については曖昧なまま受け取られていることも少なくありません。
今回はこの「自律神経の乱れとは何を指しているのか?」という点について、当院の考え方をお伝えしていきます。

そもそも自律神経とは何か

一言で言うと「私たちの身体を一定に保つ役割」を持つ神経です。
具体的には呼吸・体温・心拍・消化吸収など、生命維持のための働きを、私たちが意識しなくても担ってくれています。

「乱れている」とはどういう状態か

では、その自律神経が「乱れている」というのは、いったいどのような状態を指すのでしょうか?
様々な乱れ方がありますが、まずは「バランスや反応の偏り」が無いかというところです。
例えば動くべき時に休息用の神経(副交感神経)が強くなったり、寝るべき時に活動用の神経(交感神経)が強くなったりするパターンがあります。
さらには「必要な時に適切に働いているか?」と言うことも乱れを見る時の一つの指標です。
例えば物を食べたのに消化液が出なかったり(胃もたれの原因になります)、反対に何も食べていないのに消化液が出続けたり(胸焼けの原因になります)するパターンもあります。

重要なのは「いずれも数値で測れるものではない」ということです。
つまり、「自律神経が乱れている」という状態は、明確な数値や基準で一律に判断できるものではなく、身体の働き方や反応の仕方にどのような偏りが出ているかを見ていく必要があります。
そのため、「乱れている」という言葉だけで一括りにするのではなく、どのような場面でどのような反応が出ているのかという“状態”として捉えていくことが大切になります。

なぜ人によって感じ方が違うのか

同じような環境にいても、不調を強く感じる方とそうでない方がいるのはなぜでしょうか。
これは、自律神経の「反応の仕方」に個人差があるためと考えられます。
例えば、同じ程度のストレスや環境の変化であっても、それに対して強く反応する方もいれば、比較的影響を受けにくい方もいます。
また、これまでの生活習慣や身体の使い方、休息の取り方などの積み重ねによっても、反応の出方には違いが出てきます。
そのため、「同じような状況だから同じように不調が出る」とは限らず、それぞれの状態に応じた見方が必要になります。

だからこそ一つの基準では判断できない

このように環境という条件が同じでも、不調を強く感じる方とそうでない方がいる以上、ここでも「これが原因」と決めつけることが出来ないというのが当院の考え方です。
他の記事でも触れていますが、一つの基準だけで判断するのではなく、その方の反応の出方を見ていくことが大切だと考えています。

当院の考え方

「自律神経失調症」という言葉だけが一人歩きしてしまうと、本来見るべき状態を見失うことがあります。
当院では、症状名だけで判断するのではなく、“どのような反応が起きているのか”を確認しながら施術を進めていきます。

まとめ

「乱れている」という言葉にはそれなりに強さがありますし、そこに振り回されてしまう気持ちもよく分かります。
しかしながらここまで述べてきたことからも分かるように、自律神経の乱れに関しては数値で一律に測れるものでもないですし、症状の出方もたとえ同じような環境にいたとしても人それぞれです。
「自律神経が乱れている?」→「じゃあどのように乱れているのか?」といった具合に、その人その人に合わせて状態を確認していくことが大切です。
とはいえ、今実際に症状に悩まされている方はご不安なことも多いと思います。
そういう方はお一人で抱え込まずに、是非お気軽に当院までご相談ください。
「今どんな状態なのか?」を見ながら、無理のない形で施術を進めていきます。

 

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自律神経症状全体の考え方については、こちらのページで詳しくまとめています

文責及び施術担当者:アルテカイロプラクティック院長 前田彰(院長プロフィールはこちら

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