この記事でお伝えしたいこと
- 呼吸が浅く感じる状態は珍しいことではありません
- 呼吸の変化の背景には、緊張・疲労・睡眠不足・自律神経の影響が隠れていることがあります
- 当院では「呼吸だけ」を見るのではなく、その状態を作っている背景を大切にしています
はじめに
「深呼吸しようとしても吸いにくい」
「息が浅い気がする」
「緊張すると胸が苦しくなる」
日々患者さんと接しているとこのようなご相談はとても多いです。
呼吸はコンディションを整えるのに非常に重要なものですし、私も施術をした後の評価基準として呼吸の変化を確認することが多いです。
呼吸は普段あまり意識しないものだからこそ、違和感が出ると不安になりやすいものです 。
今日はこうした点に関して解説していきますね。
呼吸は無意識に行われている
呼吸の深さや浅さ、大きさや小ささなどは、基本的には無意識のうちに行われます。
こういうと「え?深呼吸したりスピードを変えたりとか、自分で意識出来るのでは?」と言う方もいらっしゃいますが、起きてから寝るまで殆どの時間(場合によっては全ての時間)で、呼吸に意識を向けることは無い方が多いはずです。
意識して変えることは確かに出来るものの、基本的には無意識のうちに、そして自律神経によって調整されるものであるということを知っておいていただければと思います。
緊張すると呼吸は浅くなりやすい
私たちは強い緊張や不安を感じると、無意識のうちに呼吸が浅く速くなりやすくなります。
これは身体が危険に備える際に起こる、ごく自然な反応の一つです。
また、仕事中のストレスや長時間のデスクワーク、猫背気味の姿勢などによって胸や肩甲骨まわりが動きにくくなると、深く息を吸いづらく感じることもあります。
その結果、
- 「しっかり吸えていない感じがする」
- 「胸がつかえるように感じる」
- 「何となく息苦しい」
といった違和感につながることがあります。
呼吸が浅いとさらに不調を感じやすい
呼吸が浅くなると、息苦しさだけでなく、胸の圧迫感やめまい感などの不快な症状を感じやすくなることがあります。
こうした症状が出ると、「何か悪いことが起きているのでは?」と不安になり、その不安によってさらに緊張が強まることがあります。
その結果、呼吸がより浅くなり、症状が強く感じられるという悪循環に陥ることがあります。
このような悪循環については、パニック症状の記事でも詳しく解説しています。
▶ 突然の動悸や息苦しさ…これって何が起きているのか?
呼吸だけが原因とは限らない
呼吸が浅いと感じると、「呼吸そのものに問題があるのでは?」と考えたくなるものです。
しかし実際には、呼吸の変化は原因そのものではなく、身体の状態を反映した「結果」として現れていることも少なくありません。
例えば、
- 緊張が続いている
- 胸まわりが動きにくい
- 睡眠不足や疲労がたまっている
- 不安が強くなっている
といった要素が重なることで、呼吸が浅く感じられることがあります。
そのため、呼吸だけに注目するのではなく、その背景に何があるのかを見ていくことが大切です。
当院の考え方
当院では、症状の名前や一つの反応だけで判断することはほとんどありません。
呼吸も同様で、例えば「呼吸が浅い」という状態があったとしても、「無理に大きく吸ったり吐いたりする」という具合に無理にコントロールするのではなく、結果として自然にそうしやすい状態を目指していきます。
呼吸のみにフォーカスするのではなく胸郭の動き、緊張状態、身体全体のバランスを見ていくことを心がけています。
まとめ
呼吸が自律神経と深く関係していることはまぎれもない事実です。
そして、日常生活において様々な原因から呼吸が浅くなること自体は珍しく無いです。
そのようなことが起きた場合、まずは緊張状態や全身バランスなど身体全体の状態を見ることが大切になってきます。
「呼吸が浅い状態が慢性的に続くけど、病院に行っても呼吸器には問題がないと言われた」という方は自律神経との関係も探ってみると良いかもしれません。
当院では身体全体の状態をチェックしていくことにより、呼吸と自律神経の兼ね合いを見極めていきます。
こうした症状でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
呼吸だけにとらわれず、身体全体の状態を見ながら施術を進めていきます。
▶当院の考え方を示した施術判断ログ一覧ページはこちら
▶自律神経症状全体の考え方については、こちらのページで詳しくまとめています
文責及び施術担当者:アルテカイロプラクティック院長 前田彰(院長プロフィールはこちら)






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