この記事でお伝えしたいこと
- 「ストレートネック=悪い首」と決めつける前に、“今どんな状態なのか”を見ることが大切です
- 実際には、画像上ストレートネックでも症状が少ない人もいれば、逆に強い不調を感じる人もいます
- 当院では首だけでなく、胸椎・姿勢・動きなど全体のバランスも含めて確認しています
はじめに
「ストレートネックと言われました」
患者さんの施術をしていて、この言葉ほど頻繁に聞くセリフは無いかもしれません。
「首がまっすぐ=悪い」と思い込んでる方も多く、ストレートネックという言葉を言われただけで不安になったり、回復を諦めたりする人も多いです。
しかしながら実際には「画像だけ」で単純には判断出来ないものも多いです。
今日はこの辺りについてお話ししていこうと思います。
そもそもストレートネックとは?
首は本来緩やかに前側にカーブしています。
それが少なくなっている状態がいわゆるストレートネックです。
現代人はスマホを利用したり、デスクワークに従事する人が多いため、結果としてストレートネック状態になる人は増えています。
ただし画像所見があるからと言って、即症状が出るわけでは無いので、そこも覚えておいてください。
ストレートネックでも症状が無い人もいる
実は画像上まっすぐな、「典型的なストレートネック」とも言える状態の人でも、意外と症状を感じない人もいます。
逆に「ややストレートネック気味」という方や、少し前弯(本来あるべき前側へのカーブ)が残っているという人でも辛い状態の人もいます。
「画像」と「実際の症状」は全く関係ないとは言いませんが、意外と一致しないケースも多いのです。
なぜ首に負担が集まりやすくなるのか
前回の記事でも書いたので、今回は少しシンプルにご説明します。
首は数キログラムある頭の重さを支える構造になっているうえに、現代生活は前傾姿勢が多いこともあって、よりその負担が増しています。
また、胸郭や胸椎が固まりやすいこともあり、その関係でより動きの負担を背負わされる場面が多く、常に負担が集中しやすい状況に置かれることが多いのです。
当院が見ているポイント
「真っ直ぐになっている」という構造的な問題よりも、動きが悪くなっているという機能的な問題の方が臨床上重要視するケースは多いです。
また、胸椎の動きや猫背になっていないかなどと姿勢、精神的な緊張状態なども首の症状に関わることが多く、「ストレートネックだから」と理由を単純に決めつけないようには心がけています。
当院の考え方
ここまで述べてきた通り、画像だけで全てを判断することはしないです。
しかしながら本来カーブがあることによって分散出来ている負担が、まっすぐであるためにうまくなされないことは事実です。
ですので、動きがあるか否かや胸椎との関連性も見ながら総合的に施術方法を判断します。
首を重点的にやるケースも、首以外を重点的にやるケースも存在するのはそのためです。
まとめ
世の中で思われているほど「ストレートネック=即悪」ではないというのが当院の基本スタンスです。
とはいえ、メカニズムを考えたときに負担が集中してしまうケースは当然起こりえます。
大切なのは形としてストレートになっているか否かではなく、全体を見てどういう状態にあるうえでその形になっているかということを考えることです。
いたずらに不安になる必要はありませんし、冷静に全体を見ていくことが必要です。
「ストレートネックと言われて不安…」という方は、当院と一緒に少し広い視点から全体を見て、背景に何があるのかを一緒に見ていきましょう。
首の症状は、「ストレートネック」という言葉だけで説明できるほど単純ではありません。
当院が首こりをどのように見ているのかについては、これらの記事でも詳しく解説しています。






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