この記事でお伝えしたいこと
- 首の不調が改善するまでの期間には大きな個人差があります
- 「楽になること」と「状態が安定すること」は別の話です
- 当院では首の動きや日常生活の変化も確認しながら改善の経過を見ています
はじめに
首こりや首の痛み、手のしびれなどで来院される方からよくいただく質問があります。
こうした首の症状については、これまでの施術判断ログでも考え方を解説してきました。
▶首こりの原因は首だけとは限らない
▶ストレートネックと言われたら本当に問題?
▶首の痛みは首だけ見れば良い?当院が施術判断で見ているポイント
▶手のしびれがあるときに当院が見ているポイント
他の症状でも同じようなものはいただくのですが、それは「どれくらいで良くなりますか?」「何回くらい通えば改善しますか?」というものです。
「他の症状でも…」とお伝えしたように、痛みやしびれがある方が不安な気持ちになり、このようなご質問をされるお気持ちはよく分かります。
しかしながら実際には一律に「これくらいです」とお答えするのが難しい部分もあります。
今回はそのあたりのことを理由も含めてお伝えしていきます。
一律に期間を決めることは難しい
首の症状といっても
- 首こり
- 首の痛み
- 頭痛(特に筋緊張性頭痛)
- 手のしびれ
など様々です。
さらに「それが何年も続いているのか?」それとも「発症して間もないものか?」はたまた「今回の痛みは出たばかりだが、同じようなものを定期的に繰り返しているのか?」など、期間や頻度も人それぞれです。
このような背景が改善までの期間を軽々しく明言しない理由の根幹となります。
「楽になる」と「安定する」は別
一部の例を除いてほとんどの場合、初回の施術後でも「軽くなった」と感じることは珍しくないです。
ではここをもって「良かったですね。改善しましたね」と考えるかというとそうではありません。
一時的に状態が楽になることと、その状態が安定するかということは別であり、ここはしっかりと分けて考えることが大切です。
こちらについては他の症状に関する記事でもお伝えしていますが、それだけ大切な考え方であるということです。
長く続いている症状ほど時間がかかることもある
一般的に長く続いている症状ほど変化が定着するまでに時間がかかる傾向がありますが、これは首の症状でも例外ではありません。
身体には「今の状態を維持しようとする性質」があります。
この性質ゆえ、長年続いた状態ほど「良くなってもまた元の悪い状態に戻ろうとする現象」が起きやすく、変化が定着するまで時間が必要になる場合が多いのです。
良くなったり戻ったりを繰り返すこともある
多くの場合皆さんは「右肩上がりの改善」を期待します。
しかしながら20年も臨床経験を積んでくると実際には良い日と悪い日を繰り返しながら、最初は少なかった良い日が少しずつ増えていき、そのうち気が付くと悪い日がほとんどなくなっていたという具合に、改善していくケースの方がむしろ多いように思います。
首の症状の場合、首の痛みそのものだけでなく
- 首の動かしやすさ
- 頭痛の頻度
- 手のしびれの出方
などが先に変化することもあります。
これらについては過去の記事でも詳しく解説しています。
▶首の痛みは首だけ見れば良い?当院が施術判断で見ているポイント
そのため当院では「今日は痛いか痛くないか」だけでなく、こうした変化も確認しながら経過を見ています。
当院の考え方
ここまで述べてきたような理由から、無責任に期間を断言するのではなくお一人お一人の施術に対する反応、睡眠を代表とした日常生活の状況、首以外の可動域も含めた動きの変化…。
これらをしっかりと確認したうえで症状の変化を確認し、その方に合ったペースで改善への道筋をサポートしていくように心がけています。
まとめ
首の症状についての考え方は、これまでの記事でも解説しています。
▶首の痛みは首だけ見れば良い?当院が施術判断で見ているポイント
首の不調を改善するために要する期間は個人差が大変大きいです。
大切なことは「今どの段階にいるか」を、表面の症状に限らず様々な要素を絡ませたうえで観察しながら施術を進めていくことです。
慌てて表面的な変化を追いかけるのではなく、全体の流れを見て原因をつぶしながら着実に進めていった方が結果として近道になるケースは多いです。
首の不調に関するご相談はこの仕事をしていて常にトップクラスに多いです。
今お悩みの方は是非お気軽に当院までご相談ください。
周囲の原因や状況もしっかりと見ていきながら、しっかりと改善できる道を模索していきましょう。
首の症状は首だけで決まるものではありません。これまでの記事でもお伝えしてきたように、首以外の状態も含めて全体を見ながら進めていくことが大切です。






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