この記事でお伝えしたいこと
- パニック症状でお悩みの方の中には、途中下車できる場所や休憩場所を事前に確認する方が少なくありません。
- 水筒やペットボトルを持ち歩く行動の背景には、「何かあった時でも大丈夫」という安心感を求める気持ちが関係していることがあります。
- 当院では、不安を感じる場面だけでなく、睡眠やストレス、生活環境なども含めて総合的に確認しています。
はじめに
- 「電車に乗ると、次の駅をいつも確認してしまいます。」
- 「高速道路では、サービスエリアの場所を事前に調べてしまうんです。」
パニック症状でご来院される方から、このようなお話を伺うことがあります。
また、
- 各駅停車を選ぶ
- 出口付近の席を探す
- トイレの場所を確認する
- 水筒やペットボトルを持ち歩く
といった行動を取る方も少なくありません。
20年近く臨床を続けてきた中で感じるのは、こうした行動は単なる「気のせい」や「考えすぎ」では片付けられないことが多いということです。
今回は、パニック症状が出そうになると、途中下車や休憩場所を探してしまう理由について、当院がどのように考えているのかをご紹介します。
途中下車や休憩場所を気にする方は少なくない
当院には、
- 電車では次の停車駅を確認してしまう
- 高速道路ではサービスエリアの位置を調べる
- 外出先ではトイレの場所を先に把握する
- 映画館や会議室では出口に近い席を選ぶ
という方がいらっしゃいます。
また、
- 各駅停車なら乗れる
- 特急電車や新幹線は苦手
- 渋滞の高速道路が不安
など、不安を感じる場面も人それぞれです。
つまり、「パニック症状があるから同じ行動を取る」というわけではなく、その方なりの安心材料を探しているケースが少なくありません。
『何かあった時にすぐ対処したい』という気持ちが関係していることもある
途中下車できる駅や休憩場所を気にする背景には、
- すぐにその場を離れたい
- 体調が悪くなった時に休みたい
- 周囲に迷惑をかけたくない
- 自分で状況をコントロールしたい
といったお気持ちが関係していることがあります。
患者さんからも、
「次の駅まであと何分か気になってしまう」
「サービスエリアが近いと安心する」
「出口が見えるだけで落ち着く」
といったお話を伺うことがあります。
そのため当院では、「逃げ道を確保したい」という気持ちがどの程度影響しているのかを確認することを大切にしています。
水筒や飲み物を持ち歩く方もいる
興味深いことに、当院にいらっしゃるパニック症状でお悩みの患者さんにほぼ共通することがあります。
それは「外出時に必ず水筒やペットボトルを持ち歩く方が多い」ということです。
実際に、
「水を飲むと落ち着く気がする」
「飲み物が手元にないと不安になる」
「外出時には必ず水筒を持参している」
というお話を伺うことがあります。
中には「水さえあれば大丈夫」とまで言いきる方も過去にはいらっしゃいました。
当院の待合室にはウォーターサーバーがありますが、持ち歩いていたボトルがご来院時に空になっていた患者さんに「サーバーの水をボトルに入れて持って帰って良いですよ」と伝えたら、心の底からほっとした顔でお礼を言われたことも一度や二度ではありません。
もちろん、水を飲むこととパニック発作を鎮めることに医学的な根拠があるわけではありません。
ただ、20年近く患者さんを診てきた中で感じるのは、水や水筒そのものが重要なのではなく、「何かあった時でも大丈夫」という安心感を求めている場合があるということです。
途中下車や休憩場所を探すこと、水筒を持ち歩くことは、その方なりの不安への対処法なのかもしれません。
当院が確認しているポイント
当院では、
- どのような場面で不安になるのか
- どんな行動を取ると安心するのか
- 初めて症状が出たのはいつか
- 睡眠や疲労の状態
- 仕事や家庭でのストレス
- 最近の生活環境の変化
などを総合的に確認しています。
そのうえで、
- 「逃げ道を確保したい」という気持ちが強いのか
- 過去の体験が影響しているのか
- 疲労やストレスが重なっているのか
を整理しながら施術方針を決めています。
当院の考え方
当院では、「途中下車したくなる原因は○○です」と単純に決めつけることはしていません。
同じパニック症状でも、不安を感じる場面や安心できる条件は人それぞれ異なります。
また、実際には電車や高速道路そのものではなく、睡眠不足や疲労、仕事や家庭でのストレスが影響していることも少なくありません。
事実、回復傾向にあった方が多忙で睡眠不足になり、再び以前のように不安を感じるというケースも何度も経験しました。
だからこそ当院では、「途中下車したくなる」「休憩場所を探してしまう」という行動だけを見るのではなく、その背景にどのような不安があるのかを一緒に整理していくことを大切にしています。
まとめ
パニック症状が出そうになると、途中下車できる駅や休憩場所を探してしまうことがあります。
また、
- トイレの場所を確認する
- 出口付近の席を選ぶ
- 水筒や飲み物を持ち歩く
など、その方なりの安心材料を持っている方も少なくありません。
実際の臨床では、
- すぐにその場を離れたい気持ち
- 周囲に迷惑をかけたくない不安
- 過去の体験や記憶
- 睡眠やストレスの影響
など、さまざまな要素が関係している場合があります。
当院では、どのような場面で不安を感じるのかを確認しながら、その方に合った施術方針をご提案しています。
外出時の不安や、途中下車したくなる感覚でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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