朝起きると腰が痛いのはなぜ?当院が施術前に確認しているポイント

この記事でお伝えしたいこと

  • 朝の腰痛は「朝痛い」という事実だけでなく、その後の変化も重要な判断材料になります。
  • 当院では、起床後に痛みがどのように変化していくかを確認しながら施術方針を考えています。
  • 朝だけの腰痛でも、状況によっては医療機関での評価を優先した方がよいケースがあります。

はじめに

「朝起きると腰が痛くて、しばらく動けません。」

「顔を洗う頃には少し楽になります。」

このようなお悩みでご来院される方は少なくありません。

「寝方が悪いから」

「マットレスが合わないから」

と言われることもありますが、それだけでは説明できないケースもあります。

当院では、

  • 起きた瞬間から痛いのか
  • 起き上がる時だけなのか
  • 数分歩くと変わるのか
  • 午前中ずっと続くのか

などを確認しています。

今回は、朝起きると腰が痛くなる方に対して、当院が施術前にどのような点を確認しているのかをご紹介します。

朝だけ痛い痛みと動くほどつらい痛みの違いについては、こちらでも解説しています。

朝だけ痛い痛みと、動くほどつらくなる痛み ~その違いをどう見てるか~

「朝痛い」にもいくつかのパターンがある

例えば

  • 起き上がる瞬間だけ痛い
  • 最初の一歩がつらい
  • 歩くうちに楽になる
  • 午前中ずっと重い
  • 昼頃には気にならない

など。

一言で「朝の腰痛」と言っても、確認するポイントは変わります。

長時間身体を動かさない時間が続いた後だからこそ起こる変化

夜間は寝返りを打つとはいえ、日中ほど頻繁には身体を動かしません。

そのため、朝起きた直後は、長時間動いていなかった身体が動き始める最初のタイミングになります。筋肉も一日の中では比較的硬くなりやすい状態です。 

その際、腰まわりに負担が集中していると、最初の動作で痛みを感じることがあります。

ただし、これだけで原因を決めつけることはありません。

当院では

  • 歩くと楽になるか
  • 逆に悪化するか
  • 何分くらい続くか

なども確認しています。

当院が特に確認しているのは『朝の変化の仕方』

20年近く臨床を続けていると、朝の腰痛は「朝だけ痛い」ということ以上に、どのように変化していくかが重要だと感じています。

例えば、

  • トイレまではつらい
  • 朝食を食べる頃には軽い
  • 出勤する頃にはほとんど気にならない

という方もいらっしゃいます。

一方である程度時間が経っても改善せず、午前中いっぱい痛みが続く方もいます。

そのため当院では、「朝痛い」という一点ではなく、時間経過による変化(どれくらいで痛みが変わっていくか)を施術判断の材料にしています。

20年近い臨床の中で「起床時に痛い腰痛」は本当にたくさん診てきましたが、「どれくらい時間が経てば痛みが消えていくか」というのは、状態を判断するうえで参考になることが多いです。 

歯を磨いたり、顔を洗ったり、出かける支度をしているうちに痛みが消えるのは比較的回復が早い腰痛が多いですが、「昼までかかる」もしくは「午後に入ってもまだ痛いことがある」「夕方近くまでは痛い」といったケースだと、比較的回復に時間を割くケースが多い印象です。

ある患者さんで、会社で昼休憩をとるころには痛みがやっと消えるという方がいらっしゃいました。この方も施術を重ねる中で「会社に行って少し経ってから痛みが消える」→「通勤中に痛みが消える」→「朝、家を出るまでには痛みが消える」といった具合に、起床後に痛みが消えるまでの時間が短くなるにつれて状態が上向いていきました。こうした回復パターンを取る方が起床後の痛みを抱える人には多い印象があります。

下記の症例は元々起き抜けのみ痛い方でしたが、参考までにご覧ください。

40代 男性 朝起きる時と立ち上がる時に辛い腰痛

朝だけ痛いからといって、寝方だけが原因とは限らない

当院では、必要に応じて

  • 股関節
  • 骨盤まわり
  • 胸郭
  • 起き上がり動作
  • 寝返りの状況

なども確認します。

朝の腰痛でも、「寝方が悪かった」だけで終わらせず、身体全体の使われ方も合わせて見ています。

腰痛は痛い場所だけ施術すれば良い?当院が施術判断で見ているポイント 

状況によっては医療機関を優先する場合もある

朝だけの腰痛でも、

  • 夜中に痛みで目が覚める
  • 発熱を伴う
  • 転倒後から続いている
  • 足に力が入りにくい
  • 排尿・排便異常

などがある場合には、

整体より医療機関での評価を優先していただくことがあります。

まとめ

朝起きると腰が痛い場合でも、「寝方が悪い」だけで説明できるとは限りません。

むしろ寝方以外の要素が関係しているケースも少なくありませんので、注意深く状態を確認する必要があります。 

当院では、

  • 起きた瞬間なのか
  • 起き上がる時なのか
  • 歩くと変わるのか
  • 午前中どう変化するのか

という時間経過を重視しています。

毎朝同じ腰痛を繰り返している方は、お気軽にご相談ください。

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文責及び施術担当者:アルテカイロプラクティック院長 前田彰(院長プロフィールはこちら

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