この記事でお伝えしたいこと
- 腰痛を繰り返さないためには、その場の痛みだけでなく、「なぜ繰り返してしまうのか」という背景まで確認することが大切です。
- 腰は負担が蓄積していても自覚しにくい部位だからこそ、痛みがない時期も含めて身体の使われ方や生活習慣を見直すことが再発予防につながります。
- 当院では、痛みの有無だけで回復を判断せず、生活背景や身体全体の状態を確認しながら、できるだけ腰痛を繰り返さない身体づくりを目指しています。
はじめに
「腰痛が良くなったと思ったら、また同じところが痛くなりました。」
このようなお話を伺うことは少なくありません。
もちろん、腰痛にはさまざまな原因があります。
しかし当院では、「今ある痛みを和らげること」だけではなく、できるだけ腰痛を繰り返さない身体づくりを大切にしています。
今回は、当院が腰痛の施術で大切にしている考え方をご紹介します。
腰痛は『痛い』だけでは判断できない
腰痛といっても、
- 朝起きる時に痛い
- 長時間座ると痛い
- 立ち仕事で痛い
- 車の運転で痛い
- 寝返りで痛い
- 抱っこで痛い
など、現れ方は人それぞれです。
そのため当院では、「腰が痛い」という事実だけではなく、「どんな場面で痛むのか」を詳しく確認しています。
腰痛を繰り返す方には、ある共通点があります
20年近く臨床をしていると、腰痛を何度も繰り返す方には共通して見られる傾向があります。
例えば、
- 痛みが軽くなるとすぐ元の生活に戻してしまう
- その時だけ楽になれば良いと考えてしまう
- 腰だけを気にして、身体全体の使い方までは意識していない
もちろん、すべての方に当てはまるわけではありません。
しかし、「良くなった」と「繰り返さない」は必ずしも同じではありません。
だから当院では、今ある腰痛だけを見るのではなく、「なぜ繰り返してしまったのか」という背景まで確認することを大切にしています。
腰痛について詳しく知りたい方は、まずこちらの記事もご覧ください。
腰が「鈍感」であることが、再発を招く理由
腰痛を繰り返す方を20年近く診てきた中で、一つ感じていることがあります。それは、「腰という部位そのものが、痛みに対して鈍感にできている」ということです。
腰は常に体重を支え続ける部位です。もし少しの負担にも敏感に痛みを出していたら、日常生活は成り立ちません。そのため腰は、他の部位に比べて、負担が蓄積していても自覚症状として現れにくい性質があります。
ぎっくり腰が「何の前触れもなく突然起きた」ように感じる方は多いのですが、当院でこれまで診てきたケースでは、実際には負担がじわじわと積み重なっていたと考えられる方がほとんどでした。ただ、その積み重ねをご本人が自覚できていなかっただけなのです。
これは、腰痛が良くなった後にも同じことが言えます。「痛みがギリギリ出ていないだけの状態」と、「本当に再発しにくい状態」は、自覚症状の上ではほとんど区別がつきません。そのため、痛みが引いた時点で「治った」と判断し、元の生活にすぐ戻してしまうと、再び同じ負担が積み重なり、再発につながりやすくなります。
当院では、この「腰は鈍感である」という性質を踏まえ、痛みの有無だけで回復を判断せず、身体の使われ方や生活背景まで含めて確認することを大切にしています。また、患者さんご自身にもこの点を積極的にお伝えするようにしています。
腰痛を繰り返さないために、施術以外で大切にしていること
腰痛は、施術だけで決まるものではありません。
- 仕事で長時間座ることが多いのか。
- 立ち仕事が続いているのか。
- 車を運転する時間が長いのか。
- 育児で抱っこをする機会が多いのか。
- 睡眠や生活リズムはどうか。
こうした日常生活の積み重ねも、身体に影響を与えることがあります。
だから当院では、施術だけで終わらせるのではなく、その方の生活背景も一緒に確認しながら、腰への負担をできるだけ減らせる方法を一緒に考えています。
当院では、生活の中でどのような場面で腰に負担がかかっているのかを判断するため、症状が出る場面ごとにも詳しく解説しています。
▶ 長時間座っていると腰が痛いのはなぜ?当院が施術判断で見ているポイント
▶ 立ち仕事で腰が痛いのはなぜ?当院が施術判断で見ているポイント
状況によっては医療機関を優先する場合もある
腰痛であっても、
- 夜間安静時でも強い痛みがある
- 発熱を伴う
- 急激な筋力低下
- 排尿・排便障害
- 転倒などの外傷後
などがある場合には、整体より医療機関での評価を優先していただくことがあります。
当院では、安全性を確認したうえで施術を行うことを大切にしています。
夜間の痛みなど、医療機関での確認を優先した方がよいケースについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
まとめ
腰痛を繰り返さないためには、痛い場所だけを見るのではなく、
- どんな場面で痛むのか
- なぜ繰り返しているのか
- 身体がどのように使われているのか
- 生活の中でどのような負担が続いているのか
- 腰がそもそも鈍感な場所であることを自覚しているか?
まで含めて確認することが大切です。
当院では、その場の痛みだけでなく、できるだけ腰痛を繰り返さない身体づくりを目指して施術方針をご提案しています。
腰痛を何度も繰り返してお困りの方は、お気軽にご相談ください。
実際の改善事例をご覧になりたい方は、こちらもご参照ください。
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