この記事でお伝えしたいこと
- スマホ使用中の肩こりは、使用時間だけでなく、一日の中でいつ・どのように使っているかまで確認することが大切です。
- 持ち方や左右差、休憩による変化、肩甲骨や胸郭の動きなども含め、姿勢だけで原因を決めずに判断します。
- 首の強い痛みや手のしびれ、筋力低下などを伴う場合には、単純な肩こりとして考えず、必要に応じて医療機関での評価を優先します。
はじめに
- 「スマホを見ていると、だんだん肩が重くなってくる」
- 「通勤中にスマホを見ていると、いつも片側の肩がつらくなる」
- 「スマホを使いすぎた日は肩だけでなく、首までつらくなる」
このようなご相談をいただくことがあります。
スマートフォンを見ている時の肩こりというと、「姿勢が悪いから」「首が前に出ているから」「ストレートネックだから」と考える方も多いと思います。
もちろん、スマホを使っている時の姿勢は確認しておきたいポイントの一つです。
しかし、同じようにスマホを使っていても、見始めてすぐにつらくなる方もいれば、ある程度時間が経ってから肩こりを感じる方もいます。また、スマホを置いて休むと楽になる場合もあれば、その後もつらさが続く場合もあります。
当院では、スマホを使っている姿勢だけを見るのではなく、どのくらい使うと症状が出るのか、どのような使い方をしているのか、休むとどう変化するのか、肩以外にも症状が出ていないかなどを確認しながら施術方針を考えています。
肩こりについて、症状の特徴や当院での考え方を詳しく知りたい方は、「肩こり」もあわせてご覧ください。
「どのくらい使うとつらくなるのか」を確認します
スマホを見ていると肩がこる場合、まず確認したいのが症状が出るまでの時間です。
たとえば、
- スマホを見始めて比較的すぐにつらくなる
- 30分ほどすると肩が重くなってくる
- 1時間以上続けた時だけつらくなる
- 長時間続けて使っていなくても、一日の終わりには肩がつらい
など、症状の出方には違いがあります。
スマホはパソコン作業とは異なり、必ずしも何時間も連続して使用するとは限りませんが、細切れで使っている時間を足すと結構な時間になることが多いです。
通勤中に見る、休憩時間に見る、自宅で少し見る、寝る前にも見るというように、一回の使用時間は短くても、一日の中で何度も手に取っている方もいます。
そのため、「一回に何時間使ったか」だけではなく、一日の中でどのように使っていて、どのタイミングで肩こりを感じるのかまで確認することが大切です。
スマホ特有の「使い方」や左右差も見ていきます
スマホは使用する場所が一定ではありません。
机に座って使うこともあれば、電車の中で立ったまま使ったり、ソファやベッドで横になりながら使ったりすることもあります。
また、
- いつも同じ手でスマホを持つ
- 片手で持ちながら親指で操作する
- 両手で持って操作する
- 画面を見るために視線が下がる
- 片側にもたれながら操作する
など、使い方にも個人差があります。
そのため当院では、「スマホを使っている」という情報だけではなく、どのような場所で、どのような姿勢や持ち方で使っているのかも確認します。
特に片側の肩だけにつらさが出る場合には、スマホの持ち方や利き手との関係も確認します。
ただし、右手でスマホを持っているから右肩こりの原因はそれだ、と単純に判断するわけではありません。
持ち方を変えた時に症状がどう変わるのか、スマホ以外の場面でも同じ側につらさが出るのかなども含めて考えていきます。
片側だけに肩こりを感じる場合に当院が確認していることについては、「肩こりが左右どちらかに偏るのはなぜ?当院がどう見ているか」*でも詳しくご紹介しています。
スマホに「良い姿勢」を作るのは、パソコンより難しいと感じています
デスクワークであれば、椅子や机の高さ、モニターの位置を調整することで、比較的負担の少ない姿勢を作ることができます。
一方、スマホの場合はそう単純ではありません。強いて言えば、持っている手の肘を反対の手で支え、画面を目の高さに近づけることで、首を大きく下に向けずに使うことはできますが、現実的に長時間その体勢を続けるのは難しいものです。
同業の知人と話していても、「スマホには、これといった良い姿勢がなかなか見つからない」という話になることがあります。
もう一つ、当院がスマホという機器について感じているのは、その扱いやすさゆえに、使用時間が延びやすいという点です。
私自身、スマートフォンが登場して間もない頃、「時間を取られる気がする」という理由で、一時期あえて機能の少ない携帯電話(ガラケー)とタブレットの組み合わせに戻していた時期がありました。
しかし、その携帯電話では、ちょっとした空き時間を過ごすには機能が少なすぎ、結局あまり時間を使わずに済んでいたことに気づきました。
この経験からも、便利で手軽に使える機器ほど、気づかないうちに手に取る回数や操作する時間が増えることはあると感じています。
そのため当院では、「スマホを使う姿勢」だけでなく、「その使いやすさゆえに、どれくらいの時間、無意識に使い続けてしまっているか」という点も、肩こりを考えるうえで大切な情報として確認するようにしています。
スマホを置いた後にどう変化するのかも重要です
スマホを使っている最中につらくなるかどうかだけでなく、スマホを置いた後に症状がどう変化するのかも確認します。
たとえば、
- スマホを置いて身体を動かすと楽になる
- 少し休憩すると気にならなくなる
- 使用をやめても肩の重さがしばらく残る
- スマホを使っていない時間帯にも同じようにつらい
- デスクワークや家事でも同じ症状が出る
などです。
スマホを使っている時だけ症状が強くなり、休むことで変化するのであれば、その使用場面と身体への負担との関係を考える材料になります。
一方、スマホをほとんど使わない日にも同じように肩こりが強かったり、仕事や家事など別の場面でも症状が出たりする場合には、スマホだけに理由を求めることはできません。
「スマホを使うとつらい」だけでなく、「使うのをやめたらどうなるのか」まで確認することが大切です。
姿勢だけでなく、肩甲骨や胸郭の動きなども確認します
スマホを見ている時の姿勢は、身体の状態を考えるための情報の一つです。
しかし、「頭が前に出ている」「背中が丸くなっている」といった見た目だけで肩こりの原因を決めることはしません。
当院では必要に応じて、
- 首を動かした時の動きやつらさ
- 肩甲骨周辺の動き
- 腕を動かした時の肩周辺の状態
- 胸郭の動き
- 呼吸をした時の身体の動き
なども確認します。
スマホを見ている時には画面へ集中することで、身体を動かす機会が少なくなったり、呼吸が浅くなったと感じたりする方もいます。
ただし、それだけを肩こりの原因と決めるのではなく、実際の身体の状態や症状の出方と合わせて判断します。
「スマホを見る姿勢が悪いから肩がこる」と一つの理由にまとめるのではなく、どのように身体を使っている時に症状が出ているのかを確認することを大切にしています。
肩こり以外の症状が出ていないかも確認します
スマホを見ていると肩がつらくなる場合でも、症状が肩周辺だけにとどまっているとは限りません。
たとえば、
- 首にも強い痛みがある
- 肩甲骨周辺までつらくなる
- 腕や手にしびれがある
- 手や腕に力が入りにくい
- 強い頭痛を伴っている
などがある場合には、単純な肩こりとしてだけ考えない方がよいことがあります。
肩こりに加えて手のしびれがある場合の考え方については、「手のしびれは首が原因?当院が施術判断で見ているポイント」でも詳しくお伝えしています。
特に手のしびれや筋力低下などを伴う場合には、症状の経過や程度を慎重に確認し、状態によっては整体やカイロプラクティックよりも医療機関での評価を優先した方がよい場合があります。
また、「ストレートネックと言われたことがある」という方でも、その所見だけで現在の肩こりとの関係を判断することはできません。
ストレートネックという所見を当院がどのように考えているかについては、「ストレートネックと言われたら本当に問題?|当院が見ているポイント」でも詳しくお伝えしています。
当院では、スマホ使用中の肩こりという情報だけではなく、症状がどこまで広がっているのか、他にどのような症状を伴っているのかまで確認したうえで施術方針を考えます。
まとめ ~「スマホが悪い」と決めつけず、症状の出方を確認する~
スマホを見ている時に肩こりがつらくなると、「スマホを使いすぎたから」「姿勢が悪いから」「スマホ首だから仕方がない」と考えてしまうかもしれません。
しかし、スマホそのものを一律に悪者にするだけでは、その方の肩こりの状態を十分に捉えることはできません。
当院では、使用時間や使用場面、持ち方、左右差、症状が出るタイミング、スマホを置いた後の変化、肩以外への症状の広がりなどを確認します。
さらに、首や肩甲骨周辺、胸郭など身体の状態も合わせて見ながら、その方にとってどのような負担が関係している可能性があるのかを考えていきます。
「スマホをやめればよい」と一律に考えるのではなく、スマホを使っている時に症状がいつ現れ、何によって変化するのかを見ること。
それが、当院がスマホ使用時の肩こりに対して施術方針を考えるうえで大切にしている視点です。
実際に当院へご来院された肩こりの方のご相談内容や施術経過については、「肩こり症例集」でご紹介しています。
スマホを見ていると肩こりがつらいという方は、当院までお気軽にご相談ください。
文責及び施術担当者:アルテカイロプラクティック院長 前田彰(院長プロフィールはこちら)
学芸大学周辺で肩こりでお悩みの方へ
アルテカイロプラクティックは、東急東横線・学芸大学駅西口から徒歩4分の整体院です。
学芸大学駅をはじめ、祐天寺駅・都立大学駅周辺や、目黒区鷹番・碑文谷・中央町・五本木、世田谷区下馬・野沢エリアからも多くの方にご来院いただいています。
肩こりでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。






お電話ありがとうございます、
アルテカイロプラクティックでございます。