この記事でお伝えしたいこと
- 「肩こり」という言葉だけで、整体・カイロプラクティックで施術してよい状態かは判断できません
- 症状の経過や動作による変化、首・腕・手など肩以外の症状も確認することが大切です
- 当院では状態を確認したうえで、必要な場合には医療機関での評価を優先していただいています
はじめに
- 「肩こりくらいで整体に行ってもいいのでしょうか?」
- 「肩がつらいのですが、病院と整体のどちらに行けばいいのか分かりません」
- 「ずっと肩こりだと思っているのですが、このまま施術を受けても大丈夫でしょうか?」
このようなご相談をいただくことがあります。
肩こりは身近な症状だけに、「とりあえず揉んでもらえばいい」「整体に行けば何とかなる」と考える方もいれば、反対に「病院に行くほどではないから我慢するしかない」と考えている方もいます。
しかし、一口に肩こりといっても、肩周辺の重さや張りだけを感じている場合もあれば、首の痛みや腕・手のしびれなどを伴っている場合もあります。
また、「肩が痛い」と思っていても、実際には肩関節を動かした時に強く痛むなど、一般的な肩こりとは少し違った見方が必要になることもあります。
そのため当院では、「肩こりだから整体・カイロプラクティックで施術する」と最初から決めることはありません。
どこがつらいのか、いつから続いているのか、どのような動作で変化するのか、肩以外の症状を伴っていないかなどを確認したうえで、当院で施術を進めてよい状態なのか、医療機関での確認を優先した方がよい状態なのかを判断しています。
当院の肩こりに対する考え方や施術については、「肩こり」のページでも詳しくご紹介しています。
まず「肩こり」という言葉だけで判断しません
患者さんが「肩こりです」とおっしゃっていても、その症状の内容は人によってかなり違います。
たとえば、
- 肩の上あたりが重い、張っている
- 首から肩にかけてつらい
- 肩甲骨の内側まで重く感じる
- 肩を動かした時に痛む
- 腕までだるさや違和感が広がる
などがあります。
特に確認しておきたいのが、「肩周辺がこっている」のか、「肩関節そのものを動かした時に痛む」のかという違いです。
腕を上げる、後ろに回すなど特定の動きで肩関節周辺に強い痛みが出る場合には、一般的な肩こりと同じように考えない方がよいことがあります。
また、首を動かすことで肩周辺の症状が変化する場合には、首の状態についても確認する必要があります。
当院では、患者さんが使っている「肩こり」という言葉をそのまま施術対象として捉えるのではなく、実際にどこに、どのような症状が出ているのかを確認するところから始めます。
いつから・どのように続いている肩こりなのか
次に確認するのが、症状が現れてからの経過です。
何年も前から肩こりがあり、仕事が忙しくなると強く感じるという方もいれば、それまでほとんど肩こりを感じていなかったのに、最近になって急につらくなったという方もいます。
また、
- デスクワークを続けると徐々につらくなる
- 朝起きた時に強く感じる
- 夕方になるほどつらくなる
- 身体を動かすと感じ方が変わる
- 休んでも強い症状が続いている
など、症状が出る場面や変化の仕方もさまざまです。
長く続いているから整体向き、急に出たから病院、というように期間だけで判断するわけではありません。
ただ、「いつもの肩こり」と感じているものなのか、これまでとは明らかに違う症状なのかという情報は、施術を行ってよいか考えるうえで大切です。
すでに医療機関を受診し、検査や診断を受けている場合には、その内容も伺ったうえで施術方針を考えます。
「肩こり」と聞いても、すぐに施術を始めない理由
20年近く肩こりの患者さんを診てきた中で大切にしているのが、「肩こりです」という一言だけで、そのまま同じように施術を進めないという姿勢です。
病院に行くべきか、整体に相談していいのか迷いながら来院される方は少なくありません。実際には、当院で状態を確認したうえで施術を進めるケースが多いですが、毎回同じように考えているわけではありません。
時々、「これは一般的な肩こりとは違うかもしれない」と当院として警戒するケースもあります。動かした時にだけ特定の方向で強い痛みが出る場合や、いつもの肩こりとは違う強い痛みや熱感がある場合など、安静時の感覚だけでは分からない特徴が見られる時です。
そうした特徴がある場合には、施術を進める前に、まず医療機関での評価を優先していただくようにしています。
「本当にこのまま施術を進めてよい状態か」を毎回丁寧に見極めること。それが、当院が肩こりの患者さんに向き合ううえで大切にしていることです。
首・腕・手など、肩以外の症状も確認します
肩こりで整体やカイロプラクティックへ相談してよいかを考える際には、肩以外にどのような症状があるのかも重要です。
たとえば、肩の重さだけではなく、
- 首に強い痛みがある
- 腕や手までしびれる
- 手や腕に力が入りにくい
- 強い頭痛やめまいなどを伴っている
といった場合には、それぞれの症状について確認する必要があります。
なかでも手のしびれについては、症状の出る場所や首の動きとの関係など、肩こりとは別の視点から確認することがあります。「手のしびれは首が原因?当院が施術判断で見ているポイント」では、当院がどのような点を見ているのかを詳しくご紹介しています。
もちろん、肩こりと一緒に頭痛や手のしびれがあるからといって、必ず重大な問題があるという意味ではありません。
大切なのは、「肩こりもある」という理由だけで、すべてを肩こりの一部としてまとめないことです。
特に、明らかな筋力低下がある、強い外傷の後から症状が続いている、急激に強い痛みが現れたといった場合には、状態によって医療機関での評価を優先することがあります。
また、胸の痛みや息苦しさ、発熱など、通常の肩こりだけでは説明しにくい体調変化を伴っている場合にも、整体やカイロプラクティックで施術を始める前に医療機関への相談をおすすめすることがあります。
当院で施術する場合も「肩だけ」を見て決めるわけではありません
確認した結果、当院で施術を進める場合にも、つらさを感じている肩周辺だけを見て施術方針を決めるわけではありません。
必要に応じて、
- 首の動き
- 肩甲骨周辺の動き
- 肩関節や腕を動かした時の状態
- 胸郭の動き
- 呼吸をした時の身体の動き
- 日常生活でどのように身体を使っているのか
なども確認します。
たとえば、同じ肩こりでも、長時間のデスクワークでつらくなる方と、身体を動かした時につらくなる方では確認したいことが違います。
また、肩を揉むと一時的に気持ちよく感じる方でも、それだけで「肩の筋肉だけが問題」と判断することはできません。
肩周辺の筋肉だけでなく、ほかにどのような点を確認しているのかについては、「肩こりは『筋肉の問題』とは限らない?当院が施術判断で見ているポイント」でも詳しくお伝えしています。
当院では、肩こりの原因を最初から一つに決めるのではなく、症状の経過と実際の身体の状態を照らし合わせながら、その方に必要な施術方針を考えることを大切にしています。
まとめ ~「肩こりだから整体」と一律に考えない~
肩こりでつらい時、「整体に行っていいのかな?」「病院へ行った方がいいのかな?」と迷うことがあるかもしれません。
肩周辺のこりや重さが続いている場合、整体やカイロプラクティックへ相談することは選択肢の一つです。
ただし、大切なのは「肩こりだから整体へ行けばよい」と一律に考えることではありません。
当院では、どこにつらさがあるのか、いつから続いているのか、動かした時にどう変化するのか、首や腕・手などにも症状が出ていないか、これまで医療機関でどのような評価を受けているのかなどを確認します。
そのうえで、当院で施術を進めてよい状態なのか、先に医療機関で確認した方がよい状態なのかを判断します。
そして当院で施術を行う場合にも、肩だけではなく、首や肩甲骨周辺、胸郭などの状態や日常生活での身体の使い方まで必要に応じて確認します。
「肩こり」という症状名だけで施術を決めるのではなく、その中身を確認してから判断すること。
それが、当院が肩こりで整体・カイロプラクティックへの相談を考えている方に対して大切にしている考え方です。
「自分の肩こりは相談してもよいのかな?」と迷われている方は、「初めての方へ」もご覧ください。当院での施術の流れや、初回にどのようなことを確認しているのかをご案内しています。
文責及び施術担当者:アルテカイロプラクティック院長 前田彰(院長プロフィールはこちら)
学芸大学周辺で肩こりでお悩みの方へ
アルテカイロプラクティックは、東急東横線・学芸大学駅西口から徒歩4分の整体院です。
学芸大学駅をはじめ、祐天寺駅・都立大学駅周辺や、目黒区鷹番・碑文谷・中央町・五本木、世田谷区下馬・野沢エリアからも多くの方にご来院いただいています。
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