50代 男性 人前で話すことビルの高い場所が苦手なパニック障害

50代 男性 建設業 症状:パニック障害(大勢の前で話すこと、ビル等の高い建物の一室に入るのが苦手)

ご来院前の経緯

電車やバスに乗れないといった、よくあるパニック障害の症状とは違う症状の患者さんの症例です。

元々人前で話すのが苦手なタイプであったが、数十人多い時には数百人の聴衆の前で話をする機会や精神的な不安を伴う新規事業等責任のある仕事をドンドン任されるようになった。

人前で話す仕事は高層ビルの一室で行われることが多いが、そういう場所(5階以上の閉鎖された空間)も不安感を増強させるとのこと。(←これもパニック障害に多いです)

まじめな性格なのでどれもしっかりこなそうとするものの、時折大勢の人の前で話す仕事をパスしてしまうなど仕事に支障を来すケースが出て来てしまった。

薬を飲んでもなかなか状況が改善しないため、違う方法も試そうと当院へご来院。

詳しい状況

他の多くのパニック障害の患者さんと同様、インサイトディスカバリーでの検査の結果はかなり筋肉の緊張が強いものでした。

緊張が強くなると共に、腰の痛みが比例して出るような状況でしたので、

  • トルクリリーステクニック
  • ニューロオリキュロセラピー

という脳の神経伝達物質を正常化させることを目的にしたパニック障害の基本施術はもちろんのこと、腰痛予防のための腰回りを中心とした施術も同時に行いました。

施術経過

最初はちょっと変わった当院の特殊な施術方法に少し疑心暗鬼な様子が見られましたが、初回の施術時終了後に「気分がスッキリした」とのことで、安心して受けて頂くきっかけになったと思います。

週2のペースで始める予定だったものの、なかなかお仕事の都合がつかず6回目からは週1ペースとなったが、症状的には毎回施術を受けるたびにすっきりしとした気分になっていったとのこと。

施術開始してから2ヶ月後に会った大きめのイベントで、緊張はあるものの今までにないくらい余計な不安を感じずに話が出来たとのことです。

現在は月に2回程度のペースを基本線に、特にプレッシャーのかかるイベントの直前に適宜スケジュールを併せながらメンテナンス施術を行っています。

まとめ

パニック障害と聞くと真っ先に思い浮かべるのが「電車やバスに乗れない」という症状かと思いますが、乗り物は全く問題ないが「人前で話すこと」「閉鎖空間にいること」「高層階に行くこと」を不安に思う症例も存在します。

いずれにせよ社会生活を送るうえでは大変不便な症状です。

ただ、どんなタイプのパニック障害であっても「脳の神経伝達物質の循環を正常化させる」ことは変わらないので、今回もトルクリリーステクニックとニューロオリキュロセラピーの2つを軸に施術を行いました。

また、パニック障害の方は脳の神経伝達物質の原料であるタンパク質、それを合成する際の補酵素である鉄分が足りていない方が多く、通常はそのあたりの栄養指導も行うのですが、こちらの患者さんはその点に関しては血液検査をしてもらった結果全く問題無しでした。

パニック障害と言っても色々なパターンがありますが、当院ではそのあたりも細かく見て行きますので、今こういった症状ででお悩みの方は是非お気軽に当院までご相談くださいね。

 

文責及び施術担当者:アルテカイロプラクティック院長 前田彰

※回復には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。

この記事を書いた人

前田  彰(まえだ あきら)

 

学芸大学の整体院 アルテカイロプラクティック 院長 日本カイロプラクティック医学協会認定カイロプラクター

 

当院の基本理念である「患者様の痛みを取るだけでなく、QOL(生活の質)も向上し、やりたいことをとことん楽しめる、健康で活き活きとした人生をお送りいただくこと」を実現すべく日々の施術に邁進しています。

 

昭和53年6月26日生まれ 千葉県野田市出身 血液型AB型

(学芸大学に開業して17年)

 

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アルテカイロプラクティック