30代 女性 突然の動悸、息苦しさ、外出や電車が怖いパニック障害

30代 女性 会社員 症状:突然の動悸、息苦しさ、外出や電車が怖いパニック障害

ご来院前の経緯

発症は半年前だが、それ以前の半年間がとにかく仕事が忙しく、ストレスが非常に強い生活を送っていた。

ご本人曰く元来「非常に強気な性格」で、これまでも色々なことをあまり不安に思わずに乗り切っていたタイプだったが、今回はいつもと少し勝手が違う感じで、ストレスを強く感じると正体不明の不安感が少しずつ襲うようになっていた。

そんなある日自宅での就寝中に突如強烈な不安感を覚えると共に、激しい動機と過呼吸に見舞われ、救急車で病院に搬送されました。

各種検査をしたところ身体的には特に異常がなく、後日診察を勧められた心療内科で「パニック障害」と診断。

半年ほど薬を飲み続け、発作は確かに抑えられているものの以前は感じなかった不安感が常に頭の中を支配している状態は変わらず、外出や電車に乗ることも不安で支障が出てきたため「薬以外のアプローチも試してみよう」と思い立ち、カウンセリング等様々な解決方法を探る中でネットで当院を発見。

トルクリリーステクニックニューロオリキュロセラピーでのアプローチに強い興味を持たれてご来院されました。

詳しい状況

検査装置であるインサイトディスカバリーでの検査並びに触診でも筋肉の強い緊張が認められました。

特に胸鎖乳突筋を中心とした首、そして緊張が強い人に出がちなお腹の筋肉も非常に緊張が強い状態でした。

また問診の結果「常に頭のスイッチがオンになっているような状態」とのことで、神経系が高ぶっている状態(交感神経優位の状態)が常態化している様子も見られました。

パニック障害は自律神経を整え、脳の神経伝達物質の循環を改善させるトルクリリーステクニックニューロオリキュロセラピーが施術のメインとなりますが、こちらの方は筋肉の緊張も非常に強いので初回施術から筋肉の緩和操作も併せて行いました。

施術経過

初回で筋肉の施術まで行ったせいか、「頭のスッキリ感と共に、呼吸が楽になった」とのことでした。

もちろん最初のうちは次の施術までに戻ることの繰り返しだったが、1ヶ月(8回目)経つ頃には徐々に不安感が出る頻度が減ってきた自覚が出てきた。

このころから少しずつ電車に乗る練習も開始。他のパニック障害の患者さんもそうですが、「学芸大学~都立大学」間の1駅は高くて見晴らしがよいところを走るので、パニック障害の「初期のリハビリ」として最適です。その区間を週に1回から乗る練習を始めました。

3ヶ月経つ頃には夜も基本的に目覚めないようになり、日中の不安感も基本出ない状態までになりました。

比較的回復ペースの早い症例でしたが、再発の可能性が高い症状なので、現在も月に1回メンテナンス施術を行っています。

まとめ

パニック障害の発症メカニズムには諸説ありますが、「脳や神経系が誤作動」を起こし、本来感じなくても大丈夫なレベルの不安を感じてしまうという説が有力です。

「心の弱さ」が原因と考えがちですが、性格的なことは関係なく脳がエラーを起こすと誰でも発症する可能性があります。

こちらの方も最初は「そんなに弱い人間じゃないのになぜ…?」と葛藤があったとのことですが、メカニズムを説明したら納得して施術に取り組まれました。

パニック障害はストレス過多な現代にとても多い症状です。脳や神経系を直接整えるトルクリリーステクニックニューロオリキュロセラピーでしっかりと対応することが可能です。

パニック障害でお悩みの方は是非お気軽に当院までご相談くださいね。

文責及び施術担当者:アルテカイロプラクティック院長 前田彰

※回復には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

この記事を書いた人

前田  彰(まえだ あきら)

 

学芸大学の整体院 アルテカイロプラクティック 院長 日本カイロプラクティック医学協会認定カイロプラクター

 

当院の基本理念である「患者様の痛みを取るだけでなく、QOL(生活の質)も向上し、やりたいことをとことん楽しめる、健康で活き活きとした人生をお送りいただくこと」を実現すべく日々の施術に邁進しています。

 

昭和53年6月26日生まれ 千葉県野田市出身 血液型AB型

(学芸大学に開業して17年)

 

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