50代 男性 強いストレスからのパニック障害(車の運転が出来ない)

50代 男性 建設業 症状:パニック障害(車の運転ができない)

ご来院前の経緯

発症直前まで約半年近く、多い時で1日20時間近い勤務に従事し睡眠も職場で取るような環境で仕事をしていた。
同様の働き方をしていた同僚が目の前で倒れ、残念ながら急逝してしまった現場を目の当たりにしたことをきっかけにパニック障害を発症。
仕事でも使い、趣味でもあった車の運転にも支障が出るようになったため、投薬以外の対処も検討し当院へご来院。

詳しい状況

パニック障害の方は発作が出ていない普段の表情は元気そのもので、症状の存在を微塵も感じさせないような例が多いのですが、こちらの患者さんはいらっしゃった時から大変辛そうな表情を浮かべておられました。(同僚がお亡くなりになり、精神的に落ち込んでた影響もあると思います)
施術としては他のパニック障害の患者さん同様…

  • トルクリリーステクニック
  • ニューロオリキュロセラピー

の2つを使い、脳の神経伝達物質の循環を正常化することを目的にスタートしました。

施術経過

初めのうちは週2回で通院されましたが、まさに一進一退という形で「終わった後はスッキリするような気がするけど、しばらくするとすぐに不安感が襲う」とのことでした。
12回目(約6週経過)時点でインサイトディスカバリーを使った検査を行ったところ、筋肉の緊張は初回に比べてかなり取れていました。ただこの時点では不安感に関して「大きく減った感じがしない」とのことでした。
再度問診を行ったところ、「呼吸の浅さがずっと抜けない」とのことだったので、13回目に初めて首と上部胸椎(背中の上部)の関節矯正を行いました。
14回目に再度症状を確認したところ、「息苦しさも楽になり、それに伴って不安感も一段階和らいだ」とのこと。
そこからは関節矯正も毎回実施するようにしたところ、それまでの停滞感が一気に払拭され、18回目の来院時には初めて「施術と施術の間にそれまで絶え間なく続いていた強い不安感を感じることなく過ごせた」とのことです。
これくらいの時期からしばらく中断していた車の運転も再開。最初は一般道を恐る恐るの運転でしたが、1ヶ月後には高速道路を運転するまでに回復し、地元への帰省も車で行けたとのことです。
その後月1、2ヶ月に1回とペースを開けていき、現在は3ヶ月に1回程度再発予防のために通院されています。

まとめ

患者さんの回復パターンは人それぞれですが、こちらの方は「ある程度のところまでは停滞していたが、ある時点を境に一気に回復曲線が上昇した」典型的なパターンです。(初回から回復を実感した方のお声はこちら

近しい方のご不幸という非常にお辛いことがストレスとなり発症の引き金になっておりましたが、根気よく施術を積み重ねることで見事回復されました。
それまで何も兆候が無くても、強いストレスが引き金になって突然パニック障害を発症する例は非常に多く見られます。
ストレスの内容に関してもこちらの例のように「身近な方が亡くなった」といった、誰の目から見ても明らかに不幸な出来事もあれば、「結婚」「出産」「昇進」といった傍から見れば幸せな出来事でも「それまでの生活と大きな変化」が訪れることも人間の脳はストレスと受け取り、こうした症状を引き起こす場合があります。
パニック障害でお悩みの方は是非一度当院までお気軽にご相談くださいね。

 

文責及び施術担当者:アルテカイロプラクティック院長 前田彰

※回復には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。

この記事を書いた人

前田  彰(まえだ あきら)

 

学芸大学の整体院 アルテカイロプラクティック 院長 日本カイロプラクティック医学協会認定カイロプラクター

 

当院の基本理念である「患者様の痛みを取るだけでなく、QOL(生活の質)も向上し、やりたいことをとことん楽しめる、健康で活き活きとした人生をお送りいただくこと」を実現すべく日々の施術に邁進しています。

 

昭和53年6月26日生まれ 千葉県野田市出身 血液型AB型

(学芸大学に開業して17年)

 

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アルテカイロプラクティック