50代 女性 主婦 症状:介護疲れから来る自律神経の乱れ、睡眠障害、鬱っぽい症状
ご来院前の経緯
数年前に高齢のお母様の介護のためにご家族とともに実家に転居し、介護生活を始めました。
息つく暇もない介護のストレスにより、身体よりもメンタルまず不調をきたしました。強い不安感や睡眠障害が続き、身体がバキバキの状態となってしまいそのうち身体的にもにも影響が出てきていました。
ご本人も「このままでは良くない」と感じられ、ご主人の付き添いで当院に来院されました。
詳しい状況
初回はご主人に付き添われてご来院。
表情が疲労困憊と言った様子で言葉をうまくまとめられず、ぼんやりとした状態だったので、ご自宅での状況等はご主人にもお話をお聞きしながら把握していきました。
ご本人に対しては無理にお話を伺うのではなく、安心していただけるような雰囲気づくりを重視しました。
身体の不調だけでなく、心の状態も含めてお話をじっくり聞きながら問診、検査、施術と進みました。
トルクリリーステクニックとニューロオリキュロセラピーでメンタル面のケアを行い、その後全身の筋肉の緩和操作を行いました。
骨格矯正も行いたいところでしたが、以前別の院で無理やり関節をボキボキされて痛めた経験があるとのことで抵抗感が非常に強かったので、こちらに関しては控えながら別の方法で対応していきました。
施術経過
2回目のご来院時はお一人でいらっしゃるとのことでこちらも少し心配をしておりましたが、明らかに目の力が違っていて初回施術の方向性が間違えていなかったことを確信しました。
ご本人にお話を伺うと「なんか分からないけど不安感が消えて、気持ちが落ち着いてきた」とのこと。とはいえこの時点ではまだまだ不安定なので、最初は週に2回の施術からしっかりと改善を試みて行きました。
3週間程度経つ頃には睡眠もしっかりと取れるようになってきて、この辺りから趣味の野球観戦の話をよく口に出して楽しそうにお話されるようになりました。
初回のご来院から約4年が経過しましたが、介護は今でも継続中でそれはそれでもちろんお忙しいのですが、月に2回程度のメンテナンス来院で前向きに頑張っていらっしゃいます。
ちなみに初回付き添われたご主人も今年の初めからご来院中です(笑)
まとめ
メンタル面の不調は、身体の症状と深く関わっています。とはいえ今回の方のように、最初は来院されても不安を抱えながらお越しになる方も大勢いらっしゃいます。その場合そこが「安心できる環境」かどうかで、施術の効果にも雲泥の差が生まれてきます。
当院では初回問診時にじっくりとお話をお伺いすることをモットーにしておりますが、決して無理にお話を引き出すのではなく、寄り添いながら少しずつ辛い心境を吐露してもらうようにしています。(そのせいか回数を重ねて来てからポロっと重要なことを伝えてくださる患者さんも多いです)
「何となく気持ちが落ち込む」「夜よく眠れない」という症状を抱えながらも、心療内科に行っても特に何らかの診断が下るわけでは無く、途方に暮れている方も大勢いらっしゃいます。また、そういう症状でも極力薬を使わずに対応したいというお声も一定数あります。
メンタル面の不調を抱え続けると身体的にもいずれ問題が出て来てしまう可能性が高いです。
少しでもおかしいなと思われた方は、お気軽に当院までご相談くださいね。
文責及び施術担当者:アルテカイロプラクティック院長 前田彰
※回復には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。
この症例の患者さんのお声

この記事を書いた人

前田 彰(まえだ あきら)
学芸大学の整体院 アルテカイロプラクティック 院長 日本カイロプラクティック医学協会認定カイロプラクター
当院の基本理念である「患者様の痛みを取るだけでなく、QOL(生活の質)も向上し、やりたいことをとことん楽しめる、健康で活き活きとした人生をお送りいただくこと」を実現すべく日々の施術に邁進しています。
昭和53年6月26日生まれ 千葉県野田市出身 血液型AB型
(学芸大学に開業して17年)
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