40代 女性 足の付け根が痛い「モートン病」

40代 女性 会社員 症状:足の付け根が痛くモートン病と診断

ご来院前の経緯

5年ほど前から長く歩いた時や気象直後に足指(中指、薬指)の付け根に痛みを感じるようになった、瞬間とび上がるほど痛い時もあれば大したことがない時もあったので、辛いときは湿布を張ってその場をしのいでいた。

最近になって痛みが引く時間が少なくなり、程度も前よりも強く感じることが増えてきたので、心配になって整形外科を受診。

「モートン病」と診断され鎮痛剤を処方された。

鎮痛剤を飲むと体質的に胃が痛くなり、効果もあまり感じられなかったため、根本改善を目指す方向を模索してネット検索で当院にご来院。

詳しい状況

足には指の付け根を横に走る「横アーチ」いわゆる土踏まずの部分の「内側縦アーチ」、小指からかかとに向かって伸びる「外側縦アーチ」の3つのアーチがあります。(下記の図をご参照ください)

モートン病の方はこのうちの横アーチが崩れていることが殆どですが、こちらの方も例外はありませんでした。

横アーチを崩す基本的な原因の一つは指の動きですが、それ以外にも様々な要因が積み重なりますので、足首の動きや膝、股関節の動きまで丹念に見ていきながら、重点的に施術するポイントを見極めていきました。

足裏の「3つのアーチ」のイメージ図

施術経過

初期(最初の1ヶ月程度)はまず、足の横アーチを回復させるべく指の施術を重点的に行いました。

それに付随して足首の動きの改善や、足に繋がる腰の動きの改善(矯正操作)を行っていくという流れでした。

最初の違和感から5年ほど経って初めての本格施術でしたので、だいぶ悪いものが蓄積されていました。そのため改善には少し時間を要して最初の1ヶ月近くは症状の変化があまり見られませんでした。

しかしながら今回の症状が長年の負荷の積み重ねの結果に出たものであり、回復まで時間がかかるものということを患者さんご本人が良く理解されており、根気よく施術を重ねながらしっかりとしたセルフケアを行った結果、指の動きが着実に出てきた1ヶ月後くらいからぐんぐんと高い回復曲線を描いていきました。

4か月経過するころになり、安定感もかなり出てきて多少長く歩いも症状がほぼ出ることが無くなりました。

現在は再発予防のために月に2回程度のメンテナンス施術を行っています。

まとめ

当院で主に施術する「慢性症状」に共通して言えるのが、「長年の時間をかけて出た症状」や「そもそもその症状に長年苦しんでいる」という背景がある関係で、回復までにはそれなりにお時間がかかるものです。

中でも今回ご紹介した「モートン病」はその最たる例の一つで、負担が長きにわたり足という最も体重がかかる部位にかかってきた関係で、根気よく取り組まれることが必要です。

今回はこのご説明をこちらの患者さんがしっかりと理解して、変化がなかなか出ない時にも施術ペースを崩さず、またセルフケアもしっかりと行っていただいたことが改善に繋がったと思います。

モートン病は発症してしまうと生活の質も著しく低下する厄介な症状です。既にかかっている方はもちろんのこと「最近足裏に違和感が出てきたな」と感じる方も要注意です。

悪化する前にしっかりと当院で根本改善を目指していきましょう。

文責及び施術担当者:アルテカイロプラクティック院長 前田彰

※回復には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

この記事を書いた人

前田  彰(まえだ あきら)

 

学芸大学の整体院 アルテカイロプラクティック 院長 日本カイロプラクティック医学協会認定カイロプラクター

 

当院の基本理念である「患者様の痛みを取るだけでなく、QOL(生活の質)も向上し、やりたいことをとことん楽しめる、健康で活き活きとした人生をお送りいただくこと」を実現すべく日々の施術に邁進しています。

 

昭和53年6月26日生まれ 千葉県野田市出身 血液型AB型

(学芸大学に開業して17年)

 

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