40代 女性 座り仕事からくる坐骨神経痛

40代　女性　営業職　症状：坐骨神経痛

元々10代後半の頃から腰痛持ち。

就職後、椅子に座ってパソコン作業する時間が格段に増えたことにより、それが慢性的なものに変化した。

出産後も育休期間を経て仕事に復帰したが、30代後半から少しずつ責任あるポジションを任されてストレスが増し、近場（アジア近辺）ではあるが海外の出張も増えてきた。

そんな折左側のお尻から足にかけて強い痺れを伴う痛みを発症。病院で検査するも異常は無く「坐骨神経痛」とだけ告げられ、痛み止めと湿布を渡された。

初回来院時に痛みのチェックと並行して筋肉の硬さ、筋力のテストを行った。

総じて左側が悪かったが、特に筋力テストに関しては右の力が10だとすると左は半分をちょっと超える6程度。痛くて力が入らないというより力そのものが入りにくいような感じでした。

腰を出て尻～太もも～脹脛を経て踵に付着するのが大まかな坐骨神経の構造ですが、そのどこかで筋肉の硬直による絞扼（締め付けられること）が起き、知覚神経が影響を受けることで痛みやシビレが、運動神経が影響を受けることで「力が入りにくい（伝わりにくい）」状況が起きていると判断しました。

そこで…

といった施術を中心に行っていきました。

なかなか頑固な症状であり、初回から3回目までは「ほぼ変化を感じない」状態でした。

殆どの場合、施術を行うことにより何らかの変化は出るので、3回目まで何も変わらないのはそれだけ症状が頑固であることを示しています。

4回目の施術を終えた時にやっと、筋力テストで左側の力が以前より入るような感じをこちらが得ましたが、患者さんの感覚はその時点でもまだ変わらず…。

ようやく6回目を終えた時点で、痛みが少しだけ和らいだ感じがするとのことでした。

その後も一進一退でしたが、12回目を終えた時に帰宅後から次の来院まで「痛み止めを飲まずに済んだ」とのご報告を頂きました。

そこから15回目の施術辺りまで最初を10とすると7あたりをさまよっていた痛みが、一気にほぼ感じない2くらいまで減少しました。

現在では疲れが溜まるとちょっと痺れるような感じがあるものの、以前のような辛い痺れは一切ないとのこと。

筋力テストでも全く同じとは言わないものの、右を10としたら左は9くらいまで力が入るようになりました。

現在、月1回のペースでメンテナンス施術に通われています。

人間の回復曲線は人それぞれです。

施術を重ねるごとにちょっとずつ階段を登るように良くなる方もいれば、最初はなかなか変化が出ずにある時を境に一気に変わっていく人もいます。

今回の方は後者でしたが、このパターンは坐骨神経痛用のような「痺れ」を伴う症状に多い気がします。

「長年かけて作られた慢性症状は、回復にもそれなりの時間がかかる」と頭でわかっていても、なかなか変化が出ない時には心も折れそうになります。

今回の方の素晴らしいところは変に一喜一憂せず、こちらがお伝えした在宅でのセルフケアも黙々とこなされたことで、少し時間はかかったものの今では「あの辛さは何だったんだろう？」と言うレベルまで回復されました。

頑固な症状に悩まされている方も、是非一度当院にお気軽にご相談くださいね。

文責及び施術担当者：アルテカイロプラクティック院長　前田彰

※回復には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

前田彰（まえだ　あきら）

学芸大学の整体院　アルテカイロプラクティック　院長　日本カイロプラクティック医学協会認定カイロプラクター

当院の基本理念である「患者様の痛みを取るだけでなく、QOL（生活の質）も向上し、やりたいことをとことん楽しめる、健康で活き活きとした人生をお送りいただくこと」を実現すべく日々の施術に邁進しています。

昭和53年6月26日生まれ　千葉県野田市出身　血液型AB型

（学芸大学に開業して17年）

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