40代 男性 自営業 症状:右ひじの違和感と痛み
ご来院前の経緯
長年格闘技を経験されており、打撃系のダメージが肘に蓄積している自覚はあった。
加えてお仕事でも長時間パソコンに座り、場合によっては一日中資料作成のために操作しっぱなしのこともあり、少しずつ肘に違和感を感じるようになってきた。
ある日ジムでトレーニングをしている際に、肘に強い痛みを感じて以来以前は持てた重量のダンベルが上がらなくなり、病院へ行ったところテニス肘(上腕骨外側上顆炎)と診断される。
痛み止めと湿布では根本改善に繋がりにくいと感じ当院へご来院。
詳しい状況
身体には前に屈める際に使用する「屈筋」と、それとは逆方向にそらすための「伸筋」がありますが、こちらの方のように格闘技等をやっていてガッチリと筋肉がついている方は「屈筋」が過剰に強かったり緊張することが多いです。
それが肘関節周辺の腱を引っ張り、痛みが出るパターンが定石ですがこちらの方も例にもれずそうしたメカニズムでした。
そこで…
- ニューロオリキュロセラピーで神経系からも筋肉の緊張を緩める
- 肘に伸びる神経の出どころである首の調整
- 古傷であり、動きが非常に硬い腰の調整(首とも関連)
- 肘そのものの調整
といったことを柱に施術を行っていきました。
施術経過
最初は週2のペースでスタート。
腱が痛んでる場合は少し回復に時間がかかる傾向があるが、こちらの方は施術の間もトレーニングを継続されていたことから「どれくらいの重さのダンベルが持てるか?」を回復の指標としました。
最初の1週間で2kg、次の1週間でまた2kgと言う具合に最初の2週は比較的順調に負荷を増やしていきました。
3週目はちょっと痛みもあって停滞しましたが、トレーニングの負荷を下げてまた翌週には1kg負荷を上げて行きました。
痛みは比較的早い段階で減っていき、1ヶ月経つ頃にはほぼ感じることは無くなりました。
違和感に関しては痛みに比べるとしつこく残りましたが、それでも3ヶ月経つ頃には随分減ってきて半年後には基本的に感じることが無くなったとのことでした。
まとめ
「テニス肘」と聞くとテニスをやっている人の症状と思われがちですが、上記にある通り「上腕骨外側上顆炎」が正式名称で、その症状と診断されると「テニス肘」と言われます。
何かしらの負荷がその部位にかかることによって起きる症状で、こちらの方のように過剰緊張した筋肉が肘の腱を引っ張ったような状況になっているパターンが多いです。
とにかくその筋肉の緊張を緩め、肘関節に動きをつけることが施術の根本となるのですが、そのためにも神経系の療法も含めて内側からも筋肉を緩めたのが功を奏した感じです。
肘はよく使う場所で、施術している期間でも完全に休ませるのは難しいです。
そこで、今回の方の用に一つの目標を設定して、動かしながら少しずつ負荷をかけて確認していくことにより施術を行うパターンが多いです。
肘の痛みは本当に厄介ですが「テニス肘」に限らず「野球肘」など他の症状もアプローチする部位こそ違うものの基本的な考え方はほぼ同じです。
肘の調整が気になる方は是非お気軽に当院までご相談くださいね。
文責及び施術担当者:アルテカイロプラクティック院長 前田彰
※回復には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
この記事を書いた人

前田 彰(まえだ あきら)
学芸大学の整体院 アルテカイロプラクティック 院長 日本カイロプラクティック医学協会認定カイロプラクター
当院の基本理念である「患者様の痛みを取るだけでなく、QOL(生活の質)も向上し、やりたいことをとことん楽しめる、健康で活き活きとした人生をお送りいただくこと」を実現すべく日々の施術に邁進しています。
昭和53年6月26日生まれ 千葉県野田市出身 血液型AB型
(学芸大学に開業して17年)
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