40代 女性 腰痛(立ち上がる時にスッと伸びないタイプの腰痛)

40代 女性 会社員 症状:腰痛(立ち上がる時にスッと伸びないタイプの腰痛)

ご来院前の経緯

デスクワークに長年従事してきたが、肩こりは自覚があったものの腰痛に関しては殆ど自覚が無く過ごしてきた。

数か月前から長時間作業した後に立ち上がろうとした際に腰が伸びにくく、立ち上がる際に少し時間がかかるようになってきたが、それが約1ヶ月前から伸びないだけでなく痛みも感じるようになり、その痛みも少しずつ強くなってきた。

会社で同僚に呼ばれた時にすぐに動けないと色々と不便であることと、痛みが強くなってきていることに不安を感じたのでネットで検索して当院にご来院されました。

詳しい状況

あくまでも痛いのは「立ち上がる時だけ」なので、ご本人もそこは不思議そうなご様子でした。

詳細は後述しますが、立ち上がる時に痛い腰痛と言うのは多くの場合腰の深部にある腸腰筋(腸骨筋と大腰筋という二つの筋肉を総称したもの)が固まり、伸びにくくなったことで起こります。

こちらの患者さんも例外なくそのパターンでした。

この場合いわゆる「腰回りへの施術」だけをいくらやっても施術効果は薄いので、そこ以外にも深部筋である腸腰筋へのアプローチを徹底して行いました。

腸腰筋の場所

施術経過

初回の施術終了後に座った状態から立ち上がる動作をしたもらいましたが、その時点でスッと伸びる感じを自覚できたことに感動されていました。(このタイプの腰痛の患者さんは比較的これが実感しやすいです)

ただ、長年の座り仕事で定着した悪姿勢が原因なので戻りやすいことも容易に予想されたため、腸腰筋を縮めないような座り方の指導や、腸腰筋に効かせられるようなストレッチも併せて指導しました。

回復経過は比較的順調で、1ヶ月経つ頃には職場で呼ばれた時もすぐに立ち上がって対応出来るようになったとのことです。

座り時間が2~3時間など長時間に及んだ場合はそれなりに伸びにくい感覚はしつこく残りましたが、それも3ヶ月経つ頃にはだいぶ緩和されました。(理想は1時間座ったら立ち上がって少し動かしてほしいところですが…)

デスクワークでの肩こりは以前から気になっていたこともあり、現在はその部分も含めてメンテナンスで月に2回施術をお受けになっています。

まとめ

腰痛には本当に色々なタイプがありますが、今回ご紹介した「立ち上がる時にスッと伸びない」タイプの腰痛もかなり多いです。

このタイプの腰痛は、一回伸びて動き出してしまえばその後は腰痛を感じないパターンが多いため、患者さん自身が「大した腰痛じゃない」と判断してしまいがちです。

しかしながら腰は非常に鈍感に出来ていることもあり、深い部分の筋肉が少しずつ固まってくると、そのうちしわ寄せが知らず知らず他の表層部の筋肉や股関節周りの筋肉んに波及していきます。

それを放置した結果ある日突然ギックリ腰に…、と言うパターンもこれまた多いのが実情です。

そうならないためにも、「普段は大丈夫なんだけど、立ち上がる時だけスッと伸びないんだよなぁ…」という自覚がある方は、早めにケアをしておくことをお勧めします。

当院ではこのような腰痛も20年の臨床の中で多く対応してきた院長自らの施術となりますので、心当たりの有る方は是非お気軽にご相談くださいね。

文責:アルテカイロプラクティック院長 前田彰

※回復には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

この記事を書いた人

前田  彰(まえだ あきら)

 

学芸大学の整体院 アルテカイロプラクティック 院長 日本カイロプラクティック医学協会認定カイロプラクター

 

当院の基本理念である「患者様の痛みを取るだけでなく、QOL(生活の質)も向上し、やりたいことをとことん楽しめる、健康で活き活きとした人生をお送りいただくこと」を実現すべく日々の施術に邁進しています。

 

昭和53年6月26日生まれ 千葉県野田市出身 血液型AB型

(学芸大学に開業して17年)

 

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