40代 男性(営業職) 症状:腰痛
ご来院前の経緯
仕事中に突如激しい腰痛に襲われる。その場で立ち上がることも出来ないくらいの腰痛で即病院へ行くもレントゲンでは異常なし、痛み止めと湿布のみ処方されて帰宅。
その後ご自宅近くの接骨院で電気療法等行うが改善されず、既に当院に通われていた別の方からのご紹介で来院。
詳しい状況
初回の問診で細かくお話をお伺いしました。
営業職と言うことも相まってノルマなどに対するプレッシャーがあるのはもちろんのこと、40代ということで年齢的にも中間管理職に位置し、自身の成績のみならず部下の管理や上からのプレッシャーなど「自分ではコントロールが難しい」(ご本人談)ストレスを抱えていらっしゃいました。
腰痛と言うと筋肉や骨格、椎間板の問題(飛び出しているかどうか?)という物理的な原因に目が行きがちですが、決して忘れてはいけないのが精神的ストレスの影響です。
画像診断等で異常が無いのはもちろんのこと、動きの制限等も特にひどくないのにご本人は耐え難い腰痛に苦しまれているという例は多く目にしますが、この場合多くは精神的ストレスが関与していることが考えられます。
そのため、当院では以下のような形で施術を行いました。
- 筋肉のコリを撮る緩和操作
- 動きが固い関節への矯正操作
- ニューロオリキュロセラピーを利用して、腰そのものではなく自律神経全体への調整
特に最後のニューロオリキュロセラピーですが、腰痛そのものの施術ポイントもあるのですが、今回のようなケースでは「ファンデーションポイント」という、簡単に言うと脳や神経系全体の働きを整えるポイントを刺激しました。
ここはパニック障害やうつ病等の患者さんの施術にも使うポイントで、脳の神経伝達物質の循環を正常化していくようなポイントです。
施術経過
1回目の施術で「10あった痛みが6になった」とのことでした。
週2回のペースで、2週目の後半(4回目)の施術時には「ほぼ痛みが気にならない状態」とのことでした。
ストレスと腰痛との関係も説明し、ストレスマネジメントにも意欲的に取り組んでいただけたことでスムーズな改善が見られました。
とはいえ、ストレスがかかる環境は以前のままなので、現在は再発防止を目的に月2回程度のメンテナンス施術を行っています。
まとめ
腰痛に精神的なストレスが関わっていることをお伝えすると、多くの方は驚いたような反応をされます。
痛みは「痛みを感じる部位」では無く「脳」で感じます。
ストレスで脳に負荷がかかり、脳が痛みに対して必要以上に過敏な状態になると、実際以上の痛みを感じるというメカニズムです。
こうした考え方は近年テレビ番組等でも取り上げられ、以前よりは多くの方が認知されているように感じますが、まだまだ「痛いところを揉んだり、物理療法を施したりする」施術に終始してしまうところが大半の様です。
当院では精神的な症状への患者さんへの対応歴も多いので、こうしたタイプの腰痛にも比較的幅広く対応できます。
こうした症状に思い当たる方は是非一度お気軽に当院までご相談くださいね。
お電話ありがとうございます、
アルテカイロプラクティックでございます。