37歳 女性 症状:ランニングのし過ぎによる足底筋膜炎
ご来院前の状況
元々ダイエットを目的として30代に入ったころからジョギングを習慣化。学生時代に運動経験は無かったがランニングは意外と相性が良く、どんどん記録が伸びることに喜びを覚えて走行距離も月200km近くまで増えて行った。
冬季は月に1~2回のレース(10kmやハーフマラソンが主だが、毎冬1回はフルマラソンも)に出場することもあり、走行量も増えてきたタイミングで左足の土踏まずに激しい痛みを自覚。
しばらく様子を見ていたが、歩くのも辛い状態になってきたために当院にご来院。
詳しい状況
主に足の整形外科的検査を中心に検査を実施。
足底筋膜自体は足裏や足の甲に近い部分に痛みを感じることが多いが、実際には下腿三頭筋と呼ばれるヒラメ筋や腓腹筋(共にふくらはぎの筋肉)、前脛骨筋(スネの筋肉)などが固くなり、足首の動きが悪くなっていることも原因の一つです。
こちらの方も足首の動き(上記の筋肉が動かす関節)が非常に悪く、こうした状況が結果として足底部に負担をかけ続け、結果として足底筋膜炎の症状が出たと考えられます。
同時に下半身に関しては腰から延びる坐骨神経がそのコンディション調整を担うことから…
- 下肢を中心とした筋肉の緩和操作
- 腰の関節矯正
また施術者である私自身がランニングをしていることから、片側にだけ負担が掛からないようなフォーム矯正のためのウォーミングアップ方法等をお伝えしました。
施術経過
歩くのにも支障が出ていた時期ということもあり、ランニングは完全にお休みしてもらって施術に専念してもらいました。
そのせいか比較的改善はスムーズに進み、2週間経つ頃にはジャンプの動き(以前はこれをするだけで痛かった)をしても特に痛みが出なくなりました。
こうなるとすぐに動き出したいところですが、ここはグッと我慢して頂きもう2週間(施術開始から1ヶ月経過)経った頃くらいから、30分程度のウォーキングを行い少しずつリハビリ的な動きを開始。
施術と並行しながら更に1ヶ月かけてウォーキングの時間を倍の1時間に伸ばしていきました。
その時点(施術開始後2ヶ月)で徐々にジョギングを開始、スピードも無理の無い範囲から始めたお陰か、その後痛みが再発すること無く復帰が叶いました。
今では再び月間200km以上走りながら時々インターバルのような負荷がかかる練習も入れつつ、月に2回程度再発予防を兼ねてメンテナンスにいらしています。
まとめ
多くの足底筋膜炎はそれまでに積もり積もった過剰な負荷が原因となっていることが殆どですので、基本的にはレスト(休ませ)ながら施術を行うのが基本です。
今回の方はたまたまジョギングを趣味にしている方でしたが、そうでない方も例えばソールが固い靴を避けてもらうなど、その人それぞれに応じたアドバイスをしながら状況の改善を目指します。
足は完全に休ませるわけにもいかず、一度足底筋膜炎にかかってしまうと改善にも少し時間がかかる傾向があります。
実際に足底筋膜炎にかかってしまった方はもちろんのこと、「何となく足裏に違和感が出てきたなぁ」という方はその違和感が「激痛」に変わらないうちに、是非お気軽に当院までご相談くださいね。
文責及び施術担当者:アルテカイロプラクティック院長 前田彰
※回復には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。
この記事を書いた人

前田 彰(まえだ あきら)
学芸大学の整体院 アルテカイロプラクティック 院長 日本カイロプラクティック医学協会認定カイロプラクター
当院の基本理念である「患者様の痛みを取るだけでなく、QOL(生活の質)も向上し、やりたいことをとことん楽しめる、健康で活き活きとした人生をお送りいただくこと」を実現すべく日々の施術に邁進しています。
昭和53年6月26日生まれ 千葉県野田市出身 血液型AB型
(学芸大学に開業して17年)
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※ご利用希望の方は必ずご予約時にその旨をお伝えください。ご来院後にお伝えいただいてもご利用頂けないことがございますので、くれぐれもご注意くださいませ。
お電話ありがとうございます、
アルテカイロプラクティックでございます。