30代 女性 ギックリ腰

38歳 女性 銀行員 症状:ギックリ腰

ご来院前の経緯

仕事帰りに立ち寄ったスーパーで手にした商品の購入を取りやめ、棚に戻そうと手を前に伸ばした瞬間に腰から背中にかけて激痛が走った。

しばらく店内の事務所で休ませてもらい、少し落ち着いた段階で病院へ直行。

レントゲン検査を行うも、「特に骨には異状無し」とのことで帰宅。

翌日も痛みが変わらないので、当院へご来院されました。

詳しい状況

普段が銀行勤務で長時間デスクワークを行っているので、腰のハリのようなものは慢性的に自覚していたとのこと。

ただ、日常生活には支障がなかったので特に気にすること無く生活をしていたが、下に落ちたものを拾おうとしたときに「ギクッ」と来そうな危うさは時折感じていたとのこと。

腰を屈める動きと反る動きでは断然屈める動きの方がきつく、太ももの裏にも痛みを感じる。

以上のことから経験上…

  • 腰の筋肉と言っても深層より表層の筋肉のハリが強い
  • 足の筋肉も固まっている
  • デスクワークのため、首の筋肉も硬い(首と腰は関連性が強い)

と判断し、そのあたりの筋肉の緩和操作からスタートしました。

初回は腰の痛みがまだだいぶ強いので、いきなり腰を触れることはせず下半身を重点的に施術。

2回目以降様子を見ながら少しずつ本丸である腰へ施術範囲を広げて行きました。

 

施術経過

先述の通り初回は腰そのものの施術に制限があったので、直接患部ではない足を中心とした施術でしたがそれでも痛みの感覚は「10→7」になったとのこと。腰に触れていないのに不思議に思われる方もいらっしゃいますが、土台である足を安定化させて腰への負担が変わるだけでも痛みは軽減していきます。

2回目以降から少しずつ範囲を広げていき、5回目には「10→1」になったとのこと。

その後再発することも無く痛みは消えていきました。

但し、「あの時のとんでもない激痛を味わうのはもう嫌だ」とのことで、現在は月に2回程度予防を目的としたメンテナンス施術で来院中です。

まとめ

今回の患者さんもそうでしたが、ギックリ腰は重いものを持ち上げるような分かりやすいきっかけで起きるわけでは無いケースも多々あります。

よく「あの荷物を持ち上げたからギックリ腰になった」と、特定の事象だけをギックリ腰の原因にしがちですが、ギックリ腰自体は急に起こるように見えて実はそうでは無く、少しずつ負担が蓄積していき最後限界を迎えた時点で発生します。

なぜそのようなことが起こるかと言うと、腰は大変負荷がかかりやすい場所なので鈍感に出来ているからなんです。

ですから負荷がかかってもなかなか痛みと言うセンサーが発動せず、限界を超えた時点である時突然激痛が走るというわけです。

今回の方もスーパーで商品を棚に戻そうとした時点でギックリ腰になりましたが、その時点で実はだいぶ負荷がかかっていたので、仮にその場で大丈夫でもお会計時にかごを持ったりしたらそこでギックリ腰が発生していたかもしれません。

ギックリ腰自体はどんなに辛いものでも2週間もあればほぼほぼ回復しますが、発生した時点での痛みや動きの制限がひどく、QOLが著しく下がります。

そうならないためにも、ギックリ腰にかかってから施術するという意識以上に「そもそもぎっくり腰にならない」という予防意識を以て日々の生活を送るべきですし、カイロプラクティックはそのお手伝いが出来ます。

もしあなたが度重なるぎっくり腰でお悩みであれば、是非一度お気軽に当院にご相談くださいね。

 

文責:アルテカイロプラクティック院長 前田彰

この記事を書いた人

前田  彰(まえだ あきら)

 

学芸大学の整体院 アルテカイロプラクティック 院長 日本カイロプラクティック医学協会認定カイロプラクター

 

当院の基本理念である「患者様の痛みを取るだけでなく、QOL(生活の質)も向上し、やりたいことをとことん楽しめる、健康で活き活きとした人生をお送りいただくこと」を実現すべく日々の施術に邁進しています。

 

昭和53年6月26日生まれ 千葉県野田市出身 血液型AB型

(学芸大学に開業して16年半)

 

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アルテカイロプラクティック