20代　女性　後頭部から首にかけての痛みとそこからくる頭痛

元々首残りや肩こりは学生時代から感じていたが、就職後パソコン作業が増えたことにより首の凝りが1年目から強く出ていた。

酷くなると頭痛が出て、症状が強いと嘔吐したり会社を休まざるを得ないような症状となった。

頭痛薬の飲み過ぎも身体に良くないと考え、根本改善を目的としてご来院。

初回ご来院当時は転職直後だったので、慣れない取材活動なども相まって精神的なストレスがだいぶ溜まっていた様子もありました。

加えてコロナ禍ということもあり、作業の大半は自宅で行うため運動量もだいぶ減って症状が強く出やすくなったとのこと。

頭痛に関しては「ズーン」という重たい感じの痛み方がメインで「筋緊張性」のものが疑われるが、時々拍動に伴う「ズキッ、ズキッ」という血管性の痛みもあり、その時その時の状態で頭痛の原因も違っていたので、よりきめ細かく見ていく必要があった。

首に関しては上の方と後頭部の境目辺りが特に痛んでいたが、この辺りの痛みは特に目の方に痛みを飛ばすこともあり、前頭部の頭痛や眼精疲労のような症状を助長させていた。

いずせにせよ慣れない仕事による精神的なストレスに加え、外にあまり出られない生活で身体を動かす機会が減り、肉体的なストレスも強かったため…

• ニューロオリキュロセラピーで自律神経の乱れを調整
• トリガーポイントセラピー（筋肉の緩和操作）で筋緊張を緩める
• アジャストメント（関節矯正）で、筋肉の緩和操作だけでは回復しない部分の動きを回復させる

上記を柱に施術を行いました。

コロナ禍ということもあり時間が取れたので、週2回のペースでキッチリとスタートしました。

1回目は施術後は大分スッキリしたのですが、帰宅後翌日までは少し強めの好転反応に見舞われてダルさと痛みが出たそうです（※固まった筋肉と関節を動かすことにより、稀にこういうことが起きます。ほとんどが翌日には治まるものであり心配はありません）

2回目以降は少し刺激の強さを落としながら、強すぎる好転反応が出ないように注意して進めました。

1ヶ月経つ頃には当初10あった首の痛みが2程度に。週の半分以上はあった頭痛が発生する頻度が週1程度となった。

2ヶ月目の終わりには普段の生活の中では痛みはほぼ無く、仕事で1日中パソコンを見た後に多少痛むが、ストレッチ等で解消できるレベルに。頭痛の頻度はさらに減って2ヶ月目は1度軽いものが来た程度とのこと。

3ヶ月も経過する頃には痛みもだいぶ消え、頭痛も生理の際に軽いものが来るかどうかと言うレベルまで激減しました。

その後ペースを落として月に1回程度のメンテナンスを3年弱続けた後、転職で海外に転居することを機に当院を卒業。

20代と言う若い世代でもひどい肩こりや首コリに悩まされている人は多いです。

特に最近ではスマホを中高生年代から使っているせいか、より早い段階で肩や首が苦しくなる人が増えている印象があります。

こちらの方もお聞きしたところ仕事でパソコン、それ以外はスマホと言った具合に「起きている間はほぼどちらかに触れている」とのことでした。

スマホを見る姿勢の悪さはもちろんのこと、常に目から光の刺激が入ることにより自律神経の乱れを導きやすくなります。

この方の場合はこれに転職のストレスも加わったので交感神経が強くなり、筋肉も過剰に緊張して症状が悪化したものと思われます。

こうした症状には「筋骨格系」に対するアプローチ以外にも、「神経系」に対するアプローチも必須です。

当院ではトルクリリーステクニックやニューロオリキュロセラピーといった他院ではあまり見られない自律神経にアプローチする施術を行っておりますので、頑固な首コリや肩こり、そこからくる頭痛に悩まされている方は是非お気軽にご相談くださいね。

文責：アルテカイロプラクティック院長　前田彰

※回復には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

前田  彰（まえだ　あきら）

学芸大学の整体院　アルテカイロプラクティック　院長　日本カイロプラクティック医学協会認定カイロプラクター

当院の基本理念である「患者様の痛みを取るだけでなく、QOL（生活の質）も向上し、やりたいことをとことん楽しめる、健康で活き活きとした人生をお送りいただくこと」を実現すべく日々の施術に邁進しています。

昭和53年6月26日生まれ　千葉県野田市出身　血液型AB型

（学芸大学に開業して17年）

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