【患者さん情報】
30代 女性 デザイン関係 症状:肩こり、首コリ(首から肩甲骨付近に及ぶ広範囲のコリ)
ご来院前の経緯
デザイン関係の会社に勤める30代女性。1日最低でも12時間にも及ぶパソコン作業を10年近く続ける。
肩こりが辛くなると近場のクイックマッサージ店に飛び込む…ということをこれまで行ってきたが、最近ではそれをやっても以前より回復せず、酷いときになると緊張性の頭痛が悪化して吐き気を催したり、手の痺れが出ることが増えてきた。
その場しのぎでは無く根本改善が必要と認識され、当院へご来院されました。
詳しい状況
長時間に及ぶパソコン作業により、そもそも物理的なストレスが首や肩にかかりやすい状況であったことに加え、私生活でもゲーム好きと言うことで休日はほぼゲームに没頭。
起きている時間は常にパソコンがスマホ、ポータブルゲーム機に退治しているような状況とのことでした。
人間の身体は頭の重さだけで体重の約10%。片腕で約5%もありますので、パソコンやスマホのように手を前に出して下を見るような動作をしていると体重の約20%(背中の丸まりの角度によってはそれ以上)もの負担が首や肩、肩甲骨周りにかかりますので、むしろ首や肩が凝らないほうが不思議な状態です。
お仕事に関してはやむを得ない部分がありますが、お休みの日のゲームに関しては少し時間を減らしたり、合間合間に必ず休憩をとって首肩を動かすようにアドバイスしました。
施術としては長年筋肉が固まった状態が続いていて、筋肉が伸び縮みすることによって動く関節の動きもいたるところで制限がかかっていました。(関節の動きに制限がかかると人の身体は痛みに過敏になります)
そこで…
- 筋肉の緩和操作
- 動きが固くなった関節の矯正(筋肉の緩和操作では届かないインナーマッスルにアプローチ可能です)
- ニューロオリキュロセラピーで肩こりポイントを刺激
上記施術を中心に行うようにしました。
施術経過
肩こりに限らず症状が酷い方にはよくある話なのですが、初回の施術時に「驚くほど軽くなった」とのこと。(10あった痛みが1に軽減)
症状が酷い方ほど変化が大きいので、初回でこのように感じることが多いようです。
2回目は4日後に行いましたが1に減った痛みが再び5に増加。それでもご来院時の半分程度の痛みと言うことで患者さんとしては手ごたえを感じておられました。
その後仕事の忙しさ等もあって一進一退を繰り返した時期もありましたが、週1or2回程度の来院ペースで1ヶ月も経過する頃には普段の痛みはほぼ無くなり、疲労で多少痛む時も最初の10を基準とすると2か3程度に収まるようになったとのこと。
その後2週に1回、3週に1回と徐々に施術ペースを落とし、現在は月に1回程度のペースでメンテナンス施術継続中です。
まとめ
今回ご紹介した患者さんは、典型的な「パソコン、スマホ」が原因となった症状でした。
いずれも非常に便利なツールでついつい長時間使ってしまいますが、これによる肩や首への負担はかなりのものです。
20代の頃はそれでもたまのクイックマッサージで対処できても、30代を超えると少しずつ回復力が落ちて慢性的な痛みに悩まされる方が増えてきます。
この状態を放っておくと、詳細椎間板ヘルニアなどの更に重篤な症状に移行する可能性がありますので、現状このようなことでお心当たりの有る方は是非お気軽に当院までご相談くださいね。
文責:アルテカイロプラクティック院長 前田彰
この記事を書いた人

前田 彰(まえだ あきら)
学芸大学の整体院 アルテカイロプラクティック 院長 日本カイロプラクティック医学協会認定カイロプラクター
当院の基本理念である「患者様の痛みを取るだけでなく、QOL(生活の質)も向上し、やりたいことをとことん楽しめる、健康で活き活きとした人生をお送りいただくこと」を実現すべく日々の施術に邁進しています。
昭和53年6月26日生まれ 千葉県野田市出身 血液型AB型
(学芸大学に開業して16年半)
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