30代 女性 首や肩の凝りからくる眼精疲労

30代 女性 会社員 症状:首や肩の凝りからくる眼精疲労

ご来院前の経緯

首や肩の凝りは以前から慢性的にあり、最近になって目のかすみや眼精疲労が出てきたデスクワークの女性の症例です。

これまでは多くの方がやってしまうように「凝りが酷くなったらマッサージへ通う」ということを繰り返していましたが、ここ最近特に夕方になると目のかすみや疲労感が非常に強くなってくる自覚があった。

最初は仕事日だったものの、休みの日でもテレビやスマホを見ていると段々目が辛くなってくるような症状に見舞われたため、眼科を受診して各種検査を行ったが「異状無し」との診断。

症状が改善せずに途方に暮れていたところに、以前当院に通われていた患者さんからの紹介を受けてご来院されました。

詳しい状況

首肩の凝りは予想通りの硬さですが、それ以外にも顎が前に突き出したような猫背姿勢(首肩に負担をかける)や、頭(特に側頭部や後頭部)の筋肉の強いコリ、目の周りの筋肉の強いコリが見受けられました。

「目」の症状と言っても直接目に触れるわけにはいきませんが、目やその周りの筋肉と関係性のある部位の筋肉や骨格の調整は可能ですし、眼精疲労の施術は主にこの辺りのケアをしながら進めていきます。

そういう意味ではこちらの方は先ほど挙げた筋肉の緩和操作や姿勢改善、そして仕事上で非常にストレスが溜まっている様子もあったので、施術中も良くお話をお聞きしながら施術を進めて行きました。

またニューロオリキュロセラピーにも「かすみ目」のポイントがあるので、そちらの施術も併せて進めて行きました。

ニューロオリキュロセラピーの「かすみ目」ポイント

施術経過

こういう眼精疲労の場合は「首肩の凝り改善→眼精疲労の改善」と言う流れで改善していくことが殆どですので、とにかく最初のうちは「首肩」をメインターゲットとして施術を行いました。

首や肩の筋肉には目の周りに関連痛と呼ばれる痛みを飛ばす「トリガーポイント」が存在するので、そちらを施術することによって目の疲労も早めに取れるよう施術を進めました。

最初の1ヶ月で首や肩の凝りは当初10の症状があったとしたら1か2程度に下がったとのこと。

眼精疲労に関しては原因となる「首や肩」の上に成り立つ症状だった関係で、少し時間はかかったものの、2ヶ月目の途中からは夕方のかすみ目がだいぶ軽減されてきました。

現在ではよほど忙しい時は首肩の凝りも眼精疲労を軽く感じることはあるが、以前に比べると各段位楽になった状態になっており、その状態をしっかりと維持するために月に2回程度のメンテナンス施術を行っております。

まとめ

「眼精疲労」の患者さんは、必ずと言って良いほど首と肩の強いコリを抱えていらっしゃいます。

ほぼセットと言って良いほどの症状なので、こちらも眼精疲労の方を施術するときは「目」のみならず「首肩」も併せて行います。

また、自律神経の乱れ(交感神経の亢進)によっても出やすい症状なので、ニューロオリキュロセラピーなどの神経療法も交えながら施術を進め、さらにはセルフケアなどもお伝えして家で実践して頂くようにしています。

眼精疲労は目だけでひょこっと起きる症状ではありませんので、その背景にある首肩のケアも考えるとじっくりと取り組まなければならない症状ですが、それこそ患者さんのセルフケアの実施具合も改善に向けたカギを握ってきます。

地道にしっかりと原因を潰していき、本当の意味でしっかりと眼精疲労を取り除いていきたいという方は是非当院までお気軽にご相談くださいね。

文責及び施術担当者:アルテカイロプラクティック院長 前田彰

※回復には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

この記事を書いた人

前田  彰(まえだ あきら)

 

学芸大学の整体院 アルテカイロプラクティック 院長 日本カイロプラクティック医学協会認定カイロプラクター

 

当院の基本理念である「患者様の痛みを取るだけでなく、QOL(生活の質)も向上し、やりたいことをとことん楽しめる、健康で活き活きとした人生をお送りいただくこと」を実現すべく日々の施術に邁進しています。

 

昭和53年6月26日生まれ 千葉県野田市出身 血液型AB型

(学芸大学に開業して17年)

 

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