40代 男性 首の寝違え

40代 男性 会社員 症状:首の寝違え(夏から秋の冷える時期に発症)

ご来院前の経緯

昨年の秋口、気温も下がり始めたある日の朝起きると突然「首が動かない」「振り向けない」「上を向けない」と言う症状に見舞われました。

突然のことに驚き、まずは整形外科を受診してレントゲンを撮るも特に「骨などに異常は無い」と言う診断で、痛み止めと湿布を渡されました。

痛みに関しては痛み止めを一日半服用したところでほぼ消えましたが、動きはそのままと言う状態が続いたので、再度整形外科を受診したところ「痛みが消えてるならそのまま様子を見るように」と言われ、少しでも早い回復を目指して当院をネットで探してご来院されました。

詳しい状況

首の可動域としては左回旋(顔を左に向ける動き)及び、左側屈(頭を左に倒す動き)の2つの動きで特に可動域制限がかかり、痛みも強く出ていました。

少し専門的な話になりますが頭を左に倒した時に首の骨は右に凸の状態で曲がるだけでは無く、左側への回旋も伴います。

いずれにせよこの動きで痛いということは左を向く際の筋肉の動きや硬さに問題があると考えられるので、筋肉の緩和操作を行ったうえで無理の無い範囲で左回旋を中心に動きを回復する施術を行っていきました。

また、首の症状の際には必ずと言っても良いくらい上部胸椎(背中の上部)がガチガチになってしまっていて、むしろここが真の原因と言っても過言では無いのですがこちらの方も例外なく動きを失っている状態でした。

 

施術経過

痛み止めの影響で自覚症状こそ減ってはいたものの、可動域が回復していない状態と言うことでまずは首では無く上部胸椎(背中の上部)を中心に、首より下の背骨に動きをつけていくことを主目的に施術を行っていきました。

不思議なものでこれだけでも施術後、首の動きが回復し2回目にいらっしゃる頃には6割程度動きが回復していました。

それに伴い少し首の痛みが出たと仰っていましたが、これに関しては痛み止めでごまかしていたものが表面化したことと、筋肉が緩んで血流等が回復したことで逆に神経系がしっかりと働いて痛みを感じるようになったものと推測されます。(症状問わずこのパターンは非常に多いです)

幸いにも可動域並びに痛みも2週間経過する頃にはほぼ元通りと言う状況にはなりましたが、そもそもこうなった原因としては無自覚のうちに肩や首、背中の上部の凝りが進んでいたことによるものなので、そのあたりもご本人に説明の上現在も予防のために月に1~2回程度メンテナンスでご来院されています。

まとめ

季節の変わり目の宿命ですが、夏から秋にかけては特に冷えによって筋肉が固くなることが、寝違えの原因として関わってくることが多いです。

また、温度変化による自律神経の乱れから特に交感神経が強くなり、結果として筋肉を緊張させること寝違えを誘発する一つの原因となります。

また、これは個人差はあるものの一般的に秋は行事が多かったり仕事も繁忙期になったりする方が多く、こうしたことも眠りの浅さ→交感神経の亢進→筋肉を固くする→余裕を失った筋肉が寝違えを起こすというメカニズムに陥りやすいです。

いずれにせよ他の季節に比べて秋は「冷え」「自律神経の乱れ」などが引き起こされやすく、寝違えを代表とする筋肉系のトラブル並びに症状が多い季節です。(ギックリ腰もこれに該当します)

こうした症状は意外と事前に自覚症状として分かりにくいもの。

起きてしまった方はもちろんのこと、「なんか首肩回りがスムーズじゃないなぁ」と感じる方も、是非お気軽に当院までご相談くださいね。

文責及び施術担当者:アルテカイロプラクティック院長 前田彰

※回復には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

この記事を書いた人

前田  彰(まえだ あきら)

 

学芸大学の整体院 アルテカイロプラクティック 院長 日本カイロプラクティック医学協会認定カイロプラクター

 

当院の基本理念である「患者様の痛みを取るだけでなく、QOL(生活の質)も向上し、やりたいことをとことん楽しめる、健康で活き活きとした人生をお送りいただくこと」を実現すべく日々の施術に邁進しています。

 

昭和53年6月26日生まれ 千葉県野田市出身 血液型AB型

(学芸大学に開業して17年)

 

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