50代 女性 主婦 症状:長年の肩こり・首こり及び五十肩
ご来院前の経緯
高校生くらいのころから長年首や肩の凝りに悩まされていたが、それに関しては「もう仕方がないこと」と半ばあきらめていたとのことです。
そんな折、徐々に左肩の動きが何となく良くないことに気づいて様子を見ていたが、日に日に可動域が狭くなっていることになり慌てて整形外科を受診。
五十肩と診断を受けてリハビリに通うも効果がなく、駅近くに偶然見つけた「五十肩をすぐに治します」と銘打った整骨院にも通ったがやはり芳しい効果は得られず、インターネットで当院を探してご来院。
詳しい状況
初回ご来院時はとても緊張されていたこと、またそれまでに色々な治療を試したにもかかわらず効果が得られなかったことから、「ここも大丈夫かな?」といった疑心暗鬼な感じがあった様子を今でもよく覚えています。
いくつかの院を巡ってもなかなか改善を感じられなかった方はそのようなお気持ちになるのは当然です。
また五十肩に関しては「動かせない」ということも恐怖を助長しますので、まずは施術に入る前に五十肩のメカニズムを詳しく説明し、「時間はかかるがやることをキッチリやれば改善率は高いこと」「腱板などに断裂等無ければ、可能な範囲で動かしてよいこと」などをお伝えしました。
検査をすると動きが悪い方はもちろんのこと、首や上部胸椎(背中の上の部分)も非常に動きが悪くなっていました。
殆どの五十肩はそれまでの「動き不足」で発生しますが、背中の上部の動きが硬い方はたいていの場合姿勢が悪いです。
姿勢が悪ければ肩の動きは自然と制限されますので、五十肩も発生しやすくなります。
そこで施術内容としては…
- 動きが悪い肩に動きを付ける(無理のない範囲で)
- 上部胸椎を中心に動きを付け、肩の可動性向上をアシスト
- ニューロオリキュロセラピーで五十肩のポイントを刺激(画像は四十肩とありますが、発生機序は同じです)
といったあたりを中心に行うことにしました。
施術経過
四十肩や五十肩はその特性上「すぐに改善」ということはあまりありません。(ごくまれにありますが…)
それよりも大切なのは少しずつでも良いので「可動域」が広がってきているかという点です。こちらの方の場合そこが比較的最初の段階で実感できたのもありますが、後に掲載している「患者さんの声」にもある通り、長年悩んでいた肩こりや首こりが早い段階ですっと消えていったことが施術を受けるモチベーションアップにつながったと思います。
施術後2ヶ月半が経つ頃には最終的な動きのところでやや引っ掛かりを感じるものの、日常生活に困るような動きの制限はなくなってきたとのこと。
しばらくその状態が頑固に続きましたが、もう2ヶ月経つ頃にはその引っ掛かりもほぼなくなりました。
左肩を施術している途中に右肩も少し動きの制限を感じ始めた時がありましたが、こちらは早めに徹底的に動かしてもらい本格的な五十肩に移行する前に消失しました。
改善後も1年ほど月1回程度のペースで通われて、無事に「卒業」されました。
まとめ
五十肩は「癒着性」のものであり、誤解を恐れずに言えば殆どのものが1年もすれば寛解していきます。
しかしながら放置してしまうと寛解までの期間が長引いてしまったり、最終的なところの動きの引っ掛かりが取れないまま何となく慢性化してしまうことがあります。
魔法のように「一発で改善!」などとはいきませんが、発生のメカニズムを考え「当たり前に出来ることを、地道に徹底して積み上げていくこと」により、寛解までの期間を短くしたり、可動域の制限を最小で食い止めることが出来ます。
四十肩との違いは発生する年齢の違いで、そのメカニズムは同じです。
四十肩並びに五十肩でお悩みの方は、是非お気軽に当院までご相談くださいね。
文責及び施術担当者:アルテカイロプラクティック院長 前田彰
※回復には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
この症例の患者さんの声

この記事を書いた人

前田 彰(まえだ あきら)
学芸大学の整体院 アルテカイロプラクティック 院長 日本カイロプラクティック医学協会認定カイロプラクター
当院の基本理念である「患者様の痛みを取るだけでなく、QOL(生活の質)も向上し、やりたいことをとことん楽しめる、健康で活き活きとした人生をお送りいただくこと」を実現すべく日々の施術に邁進しています。
昭和53年6月26日生まれ 千葉県野田市出身 血液型AB型
(学芸大学に開業して17年)
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