60代 女性 めまい

60代 女性 主婦 症状:めまい

ご来院前の経緯

元々肩こりは慢性的にあったが、「これは付き合っていくもの」といって特に対処はしていませんでした。

50代後半頃より地方にあるご実家に介護で行かれることが増え、身体的な負担も増えてきたなと感じていた矢先に突如強い目まいに襲われました。

病院で色々と検査するも「特に異常なし」との診断を3カ所で受けるものの、疲労が溜まるとめまいが出てきて、家事や日常生活にも支障が出てきたため、ご主人がネットで当院を検索してご来院。

詳しい状況

他の方のめまいの症例でも書きましたが、病院で検査をしても特に異常が無い目まいの場合、「頚性の目まい」といって、首や肩の筋肉の凝りが大きく関係してるケースが多いです。

メカニズム的には「凝り固まった筋肉が血管や神経を絞扼(締め付ける)」→「血管が締め付けられることにより神経が栄養酸素不足に陥る」→「神経そのものも締め付けられることにより働きが低下」。

こうしたことにより三半規管などの働きにも影響が出て、目まいを誘発するという流れです。

こちらの患者さんも「長年の肩こりをそのままにしていた」とのことで、触れてみたところ首や肩回りがガチガチでした。

そこで…

  • 首肩回りの筋肉の緩和操作、および関節矯正
  • ニューロオリキュロセラピーで「めまい」のポイント施術(下記画像参照)

「筋骨格系」「神経」共に対象として施術を開始。

「めまい」の施術ポイント

施術経過

最初の3週間程度は週に2回程度のペースをご提案。

めまい自体は起きなかったが、最初の1週間程度は「なんかフワフワする」感じが消えなかった。2週目に入るとそのフワフワ感も徐々に減少。

施術開始後約1ヶ月半で一度実家に新幹線で戻られ、そちらで介護や家周りの作業を忙しく行ったものの滞在中並びに帰宅後もめまいが出なかったとのことでした。

徐々に間隔を空けて行き、初回来院後3ヶ月~半年程度は月2回その後月1回のペースでメンテナンス施術。

現在は「ちょっとめまいが起きそうだな…」と言う感じが年に1回あるかないかと言う感じですが、基本的にはめまいまで至らず、また相変わらずご実家への行き来を行うものの元気に過ごされております。

途中ご家族のトラブルで3ヶ月程度施術をお休みした際も、肩こりこそひどくなりましたが目まいの再発は起きませんでした。

まとめ

「肩こり」はとても患者さんが多い症状ですが、意外と日常生活は何とかなってしまう人が多く、長きに渡ってその状態を放置してしまう傾向が強い症状です。

確かに肩こりだけで収まっている場合は良いのですが、次の厄介な症状に繋がると面倒です。

その代表例として挙げられるのが今回ご紹介した「めまい」です。

「頚性のめまい」は先ほどご説明した通りですが、肩こりを放置した成れの果てになるものであることはご理解いただけたと思います。

こちらの患者さんもご本人はもちろんのこと、ご主人が「再発予防のために…」と定期メンテナンスを強く勧めてくださいましたが、目まいに関してはほぼ出ていない状態で予防もしっかりと出来ています。

なってしまうと日常生活がままならなくなることもある「めまい」。

お悩みの方は是非お気軽に当院までご相談くださいね。

文責:アルテカイロプラクティック院長 前田彰

※回復には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

この記事を書いた人

前田  彰(まえだ あきら)

 

学芸大学の整体院 アルテカイロプラクティック 院長 日本カイロプラクティック医学協会認定カイロプラクター

 

当院の基本理念である「患者様の痛みを取るだけでなく、QOL(生活の質)も向上し、やりたいことをとことん楽しめる、健康で活き活きとした人生をお送りいただくこと」を実現すべく日々の施術に邁進しています。

 

昭和53年6月26日生まれ 千葉県野田市出身 血液型AB型

(学芸大学に開業して17年)

 

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アルテカイロプラクティック