30代　男性　パソコン作業に伴う肩こり腰痛と猫背（姿勢）改善

建築の設計関係のお仕事をされており、多い日では1日に10時間以上パソコンや図面に向き合う日があるとのこと。

元々細身で筋肉がつきにくい体質であるせいか、肩こりは高校生の頃から自覚していたとのことだが、就職して上記のような勤務スタイルを続けた結果肩こりが悪化し、腰痛まで出てくるようになった。

また、姿勢も以前に比べて猫背が強くなってきたとのことで、お客さんの前でプレゼンを行う関係上この辺りもなんとかしたいとのことでネットで当院を検索し、ご来院されました。

人間の背骨は横から見た場合に「首は前、背中は後ろ、腰は前」と言った具合に緩やかな彎曲（カーブ）があり、全体的に緩やかなＳ字形になっています。

こうした形になっている理由は「衝撃を逃がすため」なのですが、この彎曲が生まれつきもしくは後天的に少なく、背骨やその周囲の筋肉に負担が掛かりやすい背骨をお持ちの方が一定数いらっしゃいます。

今回の方もまさにこうしたタイプで、背骨に非常に負荷がかかりやすいタイプであることが考えられました。

また、「背中が真っすぐ」というと「それなら姿勢は悪くないのでは？」と思われそうですが、こういうタイプの方は頭が前に突き出たような姿勢になることが多く、結果として猫背が強い方が多いです。

持って生まれた骨格形状は変えられないのですが、骨を動かす筋肉に関してはその柔軟性を回復させて、結果として関節の動きを回復させることは可能ですので施術でもその点に主眼を置きました。

凝りにしても、猫背にしても筋肉の硬さが大元の原因で、前者はそれによる血行不良が発生した結果であり、後者に関してはそれによって猫背を形作る方向に背骨の動きが固まってしまっていることが原因です。

そのため、「筋肉を緩め、更に関節を矯正して動きをつけていく」と言う比較的オーソドックスな施術を徹底して行っていきました。

初回を終えた後にだいぶ楽になった感覚があったが、約1週間後の次回施術時にはほぼ元に戻ってしまう状態が最初の4回程度続いたが、1ヶ月ちょっと経った5回目以降からは腰痛も肩こりも完全に一段階楽になったとのことでした。

また、姿勢に関しても最初のうちは施術後のチェックで良い姿勢が保てるものの、次にいらっしゃる時にはまた元に戻っている状態が繰り返されました。表面の痛みを取るのに比べて姿勢習慣のような長年しみついた悪癖は少し戻すのに時間がかかるものですが、こちらも約2ヶ月経つ頃には「以前ほど硬く丸まった状態に戻りにくくなった」とのことで、来院3ヶ月後に行ったプレゼン時の写真を以前の物と見比べて、明らかに良い姿勢の状態で話が出来ていることに満足されている状況でした。

その後重いものを持つ作業が続いたときに少し腰が重くなるような症状はあるものの、基本的には以前より痛みに悩まされるケースが激減したとのことです。

現在は月に2回程度メンテナンス施術で通院されています。

長時間パソコン作業をされる方にとって「肩こり」「腰痛」「猫背」は切っても切れない永遠の課題です。

こちらの方の場合は先天的に背骨がフラットな状態でしたが、実はこれって日本人には非常に多い背骨の状態なのです。

先述の通り元々の骨格形状を変えるわけにはいきませんが、丹念に施術して筋肉を緩め、背骨にある一つ一つの関節にしっかりと動きをつけてあげることは可能です。

これをしっかりと徹底することにより「構造」の変化は無くとも「機能」の改善は出来ますので、肩こりや腰痛と言った症状の軽減はもちろんのこと、関節がしっかりと伸びることによって姿勢の改善も期待しています。

姿勢に関しては家でやって頂く体操なども、改善のために大いに必要になってきますので、このあたりのこともしっかりとお伝えしていきます。

特にパソコン作業からくる「肩こり」「腰痛」「猫背」にお悩みの方は、是非お気軽に当院までご相談くださいね。

文責：アルテカイロプラクティック院長　前田彰

※回復には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

前田  彰（まえだ　あきら）

学芸大学の整体院　アルテカイロプラクティック　院長　日本カイロプラクティック医学協会認定カイロプラクター

当院の基本理念である「患者様の痛みを取るだけでなく、QOL（生活の質）も向上し、やりたいことをとことん楽しめる、健康で活き活きとした人生をお送りいただくこと」を実現すべく日々の施術に邁進しています。

昭和53年6月26日生まれ　千葉県野田市出身　血液型AB型

（学芸大学に開業して17年）

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